DIVERSITY IN THE ARTS 応募募集
日本財団DIVERSITY IN THE ARTS は、誰もが参加できるインクルーシブな社会の実現を目指し、障害のある方のアート活動を中心に多様性の意義と価値を広く伝え、越境や交錯、交歓の喚起を導くプロジェクトに取り組んでいる。本年度のDIVERSITY IN THE ARTS公募展は、2018年度から開催され、障害のある方が制作した、過去に受賞歴のない絵画、イラスト、グラフィックデザイン、書、写真、造形などの作品を2020年6月15日(月)から7月5日(日)まで募集する。素材やテーマは自由となっている。昨年度のDIVERSITY IN THE ARTS公募展には、国内外14カ国から約2,000点の作品応募があった。
審査は、7名の美術家や美術関係者が各領域の知見で作品を審査する。入選作品は、東京・横浜のギャラリーでの公開が予定されている。既成概念や美術史などに影響されない、心揺さぶるようなアート作品を募集。
私たちの価値観が覆されるほどの多彩な作品。それぞれにある作品の価値を見出し、共感したり、理解したり、違いを認め合うことは、人をより豊かにしてくれるでしょう。そして、次々と生まれてくる新しいアーティストたちの逞しいほどの表現力は、この社会において凝り固まった概念の壁を突き破り新しい世界を切り開き、これからの社会において求められる意義深い力であることを確信しています。
審査員
- 秋元雄史(東京藝術大学大学美術館館長・教授/練馬区立美術館館長)
- 上田バロン(FR/LAME MONGER代表/イラストレーター)
- エドワード M. ゴメズ(RAW VISION 主任編集者)
- 藏座江美(一般社団法人ヒューマンライツふくおか 理事)
- 中津川浩章(美術家/アートディレクター)
- 永野一晃(写真家)
- 望月虚舟(書家)
日本財団DIVERSITY IN THE ARTSについて
日本財団DIVERSITY IN THE ARTSは、日本財団による「障害と芸術文化」領域への支援活動のもとに立ち上がった一連のプロジェクト。多様な個性に寛容なインクルーシブな社会の実現を目指し、既成にとらわれない多彩な展覧会やパフォーミングアーツの公演などの事業を企画・運営を行う。東京オリンピック、パラリンピックが行われる2020年とその先に向けて、多くの人が参加者となり、さらに新たな担い手や企てが生まれるよう、複数の企画を開催。