⽇本で唯⼀のル・コルビュジエ建築「国⽴⻄洋美術館」を裸眼で3D⽴体視
太陽企画がエリジオンと共同で制作したデジタルコンテンツ「ゆびさきでめぐる世界遺産−ぐるぐる国⽴⻄洋美術館−」が、国⽴⻄洋美術館にて2023年7月4日から9⽉3⽇まで公開している。本コンテンツは、ソニーの空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」およびスマートフォンを⽤いた観賞⽤の2種類あり、どちらも世界遺産である「国⽴⻄洋美術館 本館」の普段は⼊ることができないところまで、ゆびさきでぐるぐるめぐるデジタル建築ツアーを楽しむことができる。
東京・上野の「国⽴⻄洋美術館本館」は、20世紀を代表する建築家のひとりであるフランスのル・コルビュジエによる設計でも知られており、本館と前庭を含む敷地全体が「世界⽂化遺産」に登録されている。今回、2022年4⽉に前庭のリニューアル⼯事を⾏なった国⽴⻄洋美術館を3Dレーザースキャナーで撮影した点群データとフォトグラメトリ技術を⽤いてデジタルアーカイブし、それをソニーの空間再現ディスプレイで鑑賞することで、本館内の通常は⽴ち⼊ることができないエリアを3Dメガネやヘッドセットを装着せずに裸眼のまま⽴体視できるデジタルコンテンツを制作した。
空間再現ディスプレイで⾒る3Dモデル
裸眼で⾒られる空間再現ディスプレイ上で、実在感のある3Dモデルを没⼊感や⽴体感とともに鑑賞することができる。コントローラーを使って本館の断⾯や19世紀ホール、3階の旧館⻑室や中3階照明ギャラリーの室内を左右上下に移動したり、⽔平・垂直⽅向の断⾯など、好きな場所を観ることができる。
- 設置場所:国⽴⻄洋美術館本館 エントランスホール
- 設置台数:5台
- 機種名:ソニー空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)ELF-SR2
スマートフォン⽤コンテンツ
館内5カ所に設置した⼆次元バーコードをスマートフォンで読み込み、主に⾮公開ゾーンを歩くように体験できる。⿃のように上空から建物を眺めたり、通常は公開されていない照明ギャラリーをのぞき込んだり、階段を使って屋上に上がったりと、ゆびさきでめぐるデジタル建築ツアーを楽しむことができる。
⼆次元バーコード設置場所および(コンテンツ内容)
- 本館エントランス特設コーナーおよびデジタルサイネージ動画 (外観と屋上)
- 19世紀ホール世界遺産パネル付近 (19世紀ホール)
- 2階展⽰室南⾯ベンチ付近(中3階バルコニーと照明ギャラリー)
- 2階展⽰室旧館⻑室窓⾯下 (旧館⻑室)
- 階段付近(階段)
デジタルコンテンツ「ゆびさきでめぐる世界遺産−ぐるぐる国⽴⻄洋美術館−」
期間 | 2023年9⽉3⽇(⽇)まで |
場所 | 国⽴⻄洋美術館 本館 |