北九州を拠点にストリートカルチャーを独自のスタイルで表現
銀座 蔦屋書店では、北九州を拠点とするストリートアーティスト、スケートボーダー、現代美術家BABU(バブ)による個展「TRASH IMPROV」を、店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにて、2023年4月8日(土)から4月23日(日)まで開催。アーティストKYNEとのコラボレーション作品も発表する。BABUはこれまで、肩書きにとらわれない様々な表現を展開してきた。
その表現は多岐にわたり、あえてその活動を称するなら、スケーター、グラフィティライター、彫師、アーティストなどと言え換えられる。しかし、どれにも厳密には当てはまらず、BABUはBABUとしか言いようがない、特別な存在として周囲のアーティストからも一目置かれてきた。その作品は、映像、グラフィティ、ペインティング、彫刻、インスタレーション、タトゥーなど、メディアや手法を自在に行き来。そのいずれにも、BABUが少年期から過ごしてきた北九州のストリートカルチャーがバックグラウンドにあり、ストリート精神が表現されている。本展では、そんなBABUのアーティストとしての側面に迫り、新作の平面、立体作品など約40点を発表する。
また、本展開催にあわせて、古くから交流のあるアーティストKYNEとBABUによるコラボ作品も出展。SNSの断片的な情報によって全てが可視化されていると錯覚してしまう時代に、ストリートカルチャーの奥行きに触れる貴重な機会となる。謎に包まれたBABUというアーティストの存在を会場で楽しむことができる。
BABU作品
会場・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて2023年4月8日(土)11時より販売を開始する。
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BABU × KYNEコラボレーション作品
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」特設ページにて、2023年4月14日(金)11時〜4月17日(月)18時までエントリーを受け付ける。詳細については専用ページを確認のうえ、フォームからエントリー。
BABU / バブ
北九州在住のストリートアーティスト、スケートボーダー、現代美術作家。国内外各地に赴き、多数のストリートアートを制作する一方、ストリートカルチャーをベースにした、常識をはるかに超えて行く、映像制作、絵画、ドローイング、彫刻作品、タトゥーなどの作品を制作している。スケートボード、廃材、ゴミ、捨てられた絵画などをコラージュした作品や映像作品は、旅を通じて磨いた独自の感性で制作されている。近年では、現代美術のフィールドでも活躍しており、「Reborn-Art Festival」(宮城)、「VOCA展2018」(上野の森美術館、東京)、「YES NO」(OIL by 美術手帖、東京)ほか、GALLERY SOAP(福岡)での複数の展覧会や、B GALLERY(BEAMS JAPAN、東京)、ワタリウム美術館(東京)、東京藝術大学、北九州市立美術館、熊本市現代美術館などでも作品を発表している。
FOAM CONTEMPORARY
柔軟な企画内容をイメージする<液体(LIQUID)>と、従来のホワイトキューブとしての設備を完備した空間<個体(SOLID)>を掛け合わせ、中間的な様態“FOAM”という名のもと、⽇本のアートシーンを多⾓的に映し出す表現空間。ロゴの最初の“O”は、泡をイメージさせるようにあえて形を崩している。それは、⽇々変化していく現代のアートシーンそのものを表現しながら、アーティストの⾃由で柔軟な無限に存在する表現のイメージを表す。時代のアクチュアリティーに寄り添いながら、ライフサイクルを超えたところにあるアートの価値や醍醐味を探求、醸成する表現空間として、キャリアや年齢を問わず注⽬すべき様々なアーティストを紹介していく。
BABU個展「TRASH IMPROV」開催概要
会期 | 2023年4月8日(土)から4月23日(日)まで |
時間 | 11:00-19:00(最終日は18:00まで) |
会場 | 銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY |
入場 | 無料 |