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境内の色彩を楽しむように作品鑑賞できる展覧会

東京都小平市の照恩寺で荒木真一による「小 だ い ら 照 る」が、照恩寺のアートプロジェクトの第46回目の展示として2024114()まで開催中。大きく開かれた障子、柔らかい光と影、中庭、美しくうねる植物が訪れる人々の心身をリラックスさせてくれる照恩寺で、境内全体を小さな山として見立て、39点の絵画を落ち葉として再構成したインスタレーションとなっている。

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荒木はもともとインスタレーション作品を発表してきたが、自身のインスタレーションは絵画の延長であることに気づき2019年ごろから絵画制作を開始。2020年に国分寺のswitch pointでの《描かれた明るさ》、2022年新宿美術学院SINBI GALLERYでの《ミツバチの地図》の展示を経て現在に至る。過去のインスタレーションをまとめた冊子《風景の子ども》も展示されており時間の流れや制作の変化を比較して鑑賞できる。

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作家が日常とする白い壁面上の絵画は、照恩寺という場の個性により洗い流され、再び落ち葉となって空間に広がった自我のプリズムと言える。いくつにも折り重なり堆積した色彩がつくりだす景色を、照恩寺の境内を散歩するように楽しむことができる展覧会となっている。

荒木真一「小 だ い ら 照 る」開催概要

会期2023年11月27日(月)~2024114()
時間13:00~18:00
会場照恩寺
休館日毎週火曜日、水曜日、※12月26日(火)〜1月5日(金)、1月13日(土)
URLhttp://tinyurl.com/yshs98c4