分野を横断しながら制作を続けてきた作家の歩みを総覧する
アーティスト・舘鼻則孝の創作活動15周年を記念した展覧会「リシンク –舘鼻則孝と手しごと– 展」が、女子美アートミュージアムで2026年9月10日(木)から10月6日(火)まで開催される。併せて、同時開催展として舘鼻則孝展「Venus」も9月10日(木)より9月30日(水)まで、女子美術大学相模原キャンパス1号館1階のJoshibi SPACE 1900で開催される。
「リシンク(Rethink)」とは、舘鼻則孝が創作活動の概念として掲げる言葉。歴史や文化を単に受け継ぐのではなく、現代の視点から捉え直すことで、新たな価値を生み出そうとする創造の姿勢を表している。本展は、その思想のもとに生み出された代表作《Heel-less Shoes》をはじめ、彫刻、絵画、版画、インスタレーションにいたるまで、15年にわたる創作活動の全体像を一望する展覧会となる。「手しごと」をテーマに、完成した作品だけでなく、その背景にある素材研究や試作、制作工程、さらには日本各地の伝統工芸の担い手との協働にも焦点を当てる。
- Woodcuts #17, 2019|鈴木コレクション / ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION
- Traces of a Continuing History “The Laughing Man”, 2015|作家蔵 / ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION
- Heel-less Shoes “Lady Mary”, 2021|作家蔵 / ©︎NORITAKA TATEHANA K.K.
- Heel-less Shoes “Atom”, 2023|鈴木コレクション / ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by Osamu Sakamoto

Descending Painting "The Sun Breaking through Clouds", 2023|作家蔵 / ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION
一方、舘鼻則孝展「Venus」では新作となる大型肖像画を中心に、古代彫刻や神話に由来する図像を出発点としながら、それらを現代の肖像として再構成した作品が発表される。
舘鼻則孝
1985年、東京都生まれ。2010年、東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒業。創作活動の概念として「Rethink」を掲げ、日本古来の文化や美学を独自の視点から捉え直し、現代の価値観を問い直す作品を制作している。花魁の高下駄から着想を得た代表作《Heel-less Shoes》は、米国歌手のレディー・ガガに愛用されたことでも知られる。制作は彫刻・絵画・インスタレーションから舞台演出にまで及び、2016年にはパリのカルティエ現代美術財団で文楽公演を監督・演出。岡本太郎記念館(2016)、山口県立萩美術館・浦上記念館(2023)などで個展を開催し、作品は国立工芸館、メトロポリタン美術館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などに収蔵されている。
2019年より女子美術大学 デザイン・工芸学科 工芸専攻で特別招聘教授を務めている。
「リシンク –舘鼻則孝と手しごと– 展」開催概要
| 会期 | 2026年9月10日(木)~10月6日(火) |
| 時間 | 10:00~17:00 |
| 会場 | 女子美アートミュージアム(女子美術大学 相模原キャンパス10号館1階) |
| URL | https://tinyurl.com/337v5x2z |
舘鼻則孝展「Venus」開催概要
| 会期 | 2026年9月10日(木)~9月30日(水) |
| 時間 | 10:00~17:00 |
| 会場 | Joshibi SPACE 1900(女子美術大学 相模原キャンパス1号館1階) |
| URL | https://joshibispace1900.com/ |

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