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出演アーティストや鑑賞者にも「休養と回復」が訪れる場を

BankART1929では、⼩林晴夫、村⽥峰紀の企画による「Platform || Pause - rest+restore 休⽇のプラットフォーム「休養と回復」を2023年4⽉28⽇から5⽉7⽇まで開催する。「新しい休日の過ごし方」を軸に12組のアーティストが、パフォーマンス、睡眠、食、団欒、会話など、他では味わえないオルタナティブな休日の過ごし方を提案、実践する。adf-web-magazine-bank-platform-pause-4

AIなどの技術革新により「わかる」にいかに最短でリーチするかを競う効率化社会の昨今だからこそ、「わからない」と向き合える現代アートを通し、ゆっくりと時間をかけて、他者と、あるいは自己と対話できる空間、「個と群れ」を意識しながらも鑑賞者が心身を落ち着かせ、時間をかけて楽しむ空間を出現させる。

小林晴夫(こばやしはるお)

blanClassディレクター / アーティスト。1968年神奈川県生まれ。1992年Bゼミの運営に参加。2001年Bゼミ所長に就任、2004年Bゼミ休講。2009年blanClass設立。Live ARTや、月イチセッション、週イチセッションなどを運営。2019年10周年を機にLiveイベントを休業。現在はWEBアーカイブのみ運営。作家活動は個展に「Planning of Dance」ギャラリー手 / 2000、「 雪 ‒ snow」ガレリエ sol/2001。グループ展に「SAP アートイング東京2001」セゾンアートプログラム / 2001、パフォーマンスに「小林晴夫 & blanClass performers [Traf c on the table]」新・港村 blanClassブース / 2011など。また、編著に『market by market 12 ‒原口典之 スカイホーク特集』マーケット発行 / 1997、『Bゼミ「新しい表現の学習」の歴史』BankART1929発行 / 2005、などがある。

村田峰紀(むらたみねき)

パフォーマンスアーティスト。1979年群馬県生まれ。前橋市在住。2005年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。2016年よりOngoing Collective在籍、2017年より身体の人たち在籍し活動している。“かく”ことの語源にある4つの要素を意識=書く、結果=描く、行為=掻く、潜在=欠くと捉えてドローイング制作、パフォーマンスを行う。個展:2021年 「effect」rin art associationパフォーマンス:2019年「2019 LIVE International Performance Art Biennale in Vancouver」企画:2016年「間人-首くくり象、村田峰紀、山川冬樹」前橋芸術文化レンガ蔵など。

参加アーティスト

今村遼佑、内⽥望美、うらあやか、神村 恵、佐藤朋⼦、鈴⽊ 淳、関 真奈美、⻄原 尚、松本⼒+VOQ、光岡幸⼀、ミルク倉庫+ココナッツ、⼭本篤

展示作品

松本 力 + VOQ(まつもとちから)+ (ボック)

「ライブパフォーマンス」

アニメーション作家 松本力と音楽家 VOQ による、絵と歌が拮抗するライブパフォーマンス。東京都現代美術館、森美術館でのライブ、アニエス・ベー パリコレクションへの招聘、細野晴臣からのレコメンドなど。松本力はNHK「美と出会う」オープニング、アート・イン・ザ・オフィス 2009 受賞他、展覧会多数。VOQはPROGRESSIVE FOrMより1st「YONA」2nd「VEILS」をリリース。adf-web-magazine-bank-platform-pause-3

山本 篤(やまもとあつし)

「休日・回復」

「休日」「休息」「回復」をテーマに制作した映像作品を展示。「休む」というのはどういうことなのか?「回復する」とはどういうことなのか? 人によって、その時々、その言葉を使う場面によって答えが異なると思いつつ、日常的に使う「OFF」について再考できるような作品を展示したいと考える。adf-web-magazine-bank-platform-pause-2

1980年、東京都生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。現代社会が抱える問題を切り口にしたフィクション作品からごく私的なドキュメンタリー、コント的な実験作品など多彩な映像作品を制作する。主な展覧会に、個展「MY HOME IS NOT YOUR HOME」(ShugoArts、2022)、「祈りのフォーム」(Art Center Ongoing、2020)、「MAM スクリーン 007」(森美術館、2017-18) 等。

関 真奈美(せきまなみ)

「休日のリスト(時の影)」

時計がまだなかった時代も含めて、さまざまな人の休日の行動メモを掲示。2023年5月1日13:00~21:00 協力者:山本聡志。誰かの1日を参考にすごしてもらい、何かしらの記録を残す。adf-web-magazine-bank-platform-pause-1

現実を描くための技術を用いて、言語とイメージ、物理空間と多次元に代理表象された空間を往来するプロセスのなかで変形する事象を扱う。主な展覧会・イベントに、個展「敷地|Site」(武蔵野美術大学 gFAL、2019)、「入れ物 #観察」(blanClass、2019)、「PJB」(BankART Studio NYK、2017)、「(real)timeとstudy tables」(space dike、2017)などがある。

休⽇のプラットフォーム「休養と回復」開催概要

会期2023年4⽉28⽇から5⽉7⽇まで
会場BankART KAIKO
時間13:00 ~ 21:00
料⾦1⽇券1,000円 / フリーパス3,000円