気鋭の切り絵アーティスト、柴田あゆみがいざなう幻想的な世界へ
世界で活躍する切り絵アーティスト、柴田あゆみによる「柴田あゆみ かみがみの森 -切りだす光に包まれる 切り絵の展覧会-」が、 2022 年12月1日(木)から12 日(月)の期間、西武池袋本店7階の催事場Aにて開催される。やさしく繊細な物語と、光や音に包まれる、新感覚のペーパーインスタレーションが展開される。
展覧会について
柴田あゆみは、超絶技巧と、光とレイヤーを折り重ねる新しい陰影表現により、立体彫刻のような美しい切り絵作品を生み出す、気鋭のアーティスト。繊細かつ躍動感に溢れた表現と彼女独自の物語性が、作品に唯一無二の世界観を与えている。また、従来の切り絵とは異なるダイナミックでスケールが大きいインスタレーション作品は、包み込むような幻想的な空間作品へと人々をいざなう。
本展は、“いのちの営みと神羅万象”をテーマに9つのパートに分けて構築されており、森の空間が立ち現れるダイナミックなインスタレーション作品から、絵本や小瓶に小宇宙を閉じ込めたミクロな作品まで、柴田のさまざまなアートワークを公開する。また、独創的な彼女の作品に、音や照明、香りや風の演出を付加することで、ストーリーの中に引き込まれ、没入感を味わえるような新しい試みを行っている。
柴田あゆみは、ステンドグラスに照らされた NYの教会でインスピレーションを受け、音楽家から切り絵アーティストに転身したという異色の経歴を持っている。以降、海外を中心に精力的に活動を行っていたが、本展にて、ついに日本で切り絵作品を大々的に発表する。東京開催を期に、2023 年以降全国を巡り個展を開催する予定。
限定オリジナルグッズの販売
会期中は展覧会会場に併設し、オリジナルグッズを購入できるショップがオープン。会場限定書籍のほか、九谷焼豆皿、箸置きなど、オリジナル商品約 50 商品を販売する予定。※グッズコーナー利用には入場券が必要
柴田あゆみ プロフィール
神奈川県横浜市に生まれる。
2007 年にニューヨークに移り、National Academy School of Art にて版画とミクストメディアを習得。
2015 年よりパリに移り、パリ市運営のアトリエ 59 リボリにて 2 年間の展示と制作活動を行う。
2018 年より日本を拠点として活動中。同年、イタリア・ミラノ マルペンサ空港での大型作品の展示や、ドイツ国際ペーパーアートトリエンナーレにて入選。
2019 年には商業施設にて特別展示や、金沢 21 世紀美術館での世界工芸トリエンナーレにて入選。
2020 年には 4 カ月にわたる大型展示を富士川・切り絵の森美術館にて開催。同年より、継続して森山良子氏コンサートツアーの舞台美術を、すべて手切りにて制作・監修。
2022 年、丸の内 KITTE にて世界最大級サイズの総手切り作品《大地のうた》を展示。
柴田あゆみ「かみがみの森」開催概要
会期 | 2022 年 12 月 1 日(木)~2022 年 12 月 12 日(月) |
会場 | 西武池袋本店 7 階(南)=催事場A |
時間 | 10:00~21:00 ※日曜日は~20:00、最終日は当会場のみ18:00閉場 |
料金 | 一般 800 円、大学生・高校生 600 円、中学生以下 無料 ※すべて税込価格 |
公式ウェブサイト | https://www.kamigamino-mori.com/ |