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セザンヌから1960年代半ばまでの美術を所蔵品でたどる

国立国際美術館は2027年に迎える開館50周年に先立ち、「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私 / 行為」を2026年7月19日から11月3日まで開催する。1977年に大阪府吹田市の万博記念公園内で開館した同館は、2004年に現在の中之島へ移転した。50周年の節目を前に、2026年度はコレクション展を2期に分けて実施し、開館年である1977年に至るまでの美術の動向とその背景を所蔵作品によって振り返る。adf-web-magazine-collection1-me-action-1

国立国際美術館は開館以来、主に1945年以降の現代美術を収集・展示してきた。一方でコレクションには近代美術も含まれており、本展では「近代絵画の父」とも称されるポール・セザンヌの作品から1960年代半ばまでを対象とする。展覧会タイトルの「私/行為」は、この時代の美術に見られる制作主体としての「私」の確立と揺らぎ、そして制作「行為」のあり方やそれをめぐる言説の変化に着目したものだ。当館を代表する作品群を通して、現在も再考と更新が続く美術の展開をたどる。

本展では、近代美術から1960年代半ばまでの作品を中心に、80人を超える作家による約140点を展示する。これまで周年展や「作品選」で紹介されてきた作品をはじめ、回顧展や時代を扱う展覧会で重要な位置を占めてきた作品によって構成される。また、従来の美術史において周縁化されてきた作家にも焦点を当てる。最終章では、戦後美術に重要な足跡を残した女性作家たちによる主に1960年代半ばまでの作品を紹介し、美術史の新たな視点を提示する。

出品作家

ポール・セザンヌ、ヴァシリー・カンディンスキー、パブロ・ピカソ、マルセル・デュシャン、藤田嗣治、国吉康雄、アルベルト・ジャコメッティ、ルーチョ・フォンタナ、白髪一雄、草間彌生、オノ・ヨーコ、田中敦子、宮脇愛子、河原温、工藤哲巳、高松次郎、荒川修作、松谷武判、ルース・アサワなどが名を連ねる。代表的な出品作品として、ポール・セザンヌ《宴の準備》、阿部展也(芳文)《骨の歌》、アルベルト・ジャコメッティ《男》、白髪一雄《天雄星 豹子頭》、郭仁植《[作品63 白]》、田中敦子《地獄門》、ルース・アサワ《無題》、田畑あきら子《作品》など

国立国際美術館

1977年に大阪府吹田市の万博記念公園内で開館した美術館。2004年に中之島へ移転し、国内外の現代美術を中心としたコレクションの収集・研究・展示活動を行っている。2027年に開館50周年を迎える。

「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私 / 行為」開催概要

会期2026年7月19日から11月3日まで
会場国立国際美術館 地下2階展示室
URLhttps://tinyurl.com/yts6yr7u