日本固有の伝統技法である「木目込み」をペインティングの手法として捉え直す
福井県で1905年に創業したフレームメーカー「増永眼鏡」が創業120周年を記念して展開するアートプロジェクト「MASUNAGA1905 meets ARTISTS」。第3弾として、日本固有の伝統技法である「木目込み」をペインティングの手法として捉え直した、新たな絵画表現を追求するアーティスト・谷敷謙(やしき・けん)とのコラボレーションが、2026年7月17日(金)から8月2日(日)まで開催される「SUNGLASSES COLLECTION 2026」にあわせて展開される。本プロジェクトは直営店舗「MASUNAGA1905」を起点に、現代アーティストとの協働を展開する取り組み。店舗空間における作品展示(MASUNAGA1905 下北沢店)や、日常的に手に取るセリートといったプロダクトを通じて、アートと生活が交差する体験を提供している。
谷敷は今回のコラボレーションのために新作《scramble》を制作。本作では日本の交差点をモチーフに、都市の中で人々が移動することで生まれる一期一会の出会いや、俯瞰したときに浮かび上がる現代社会の価値観の表層を表現した。作品内にはサングラスを身につけた人物も登場し、サングラスを単なるプロダクトとしてではなく、その人らしさや個性を形づくる存在として描いている。都市という無数の人々が交差する風景の中で、一人ひとりの存在や個性が立ち上がる瞬間が表現されている。本作はMASUNAGA1905 下北沢店に会期中展示されるほか、MASUNAGA1905 下北沢店が入居するreload ENTRANCE HALLでは、8月8日(土)から8月14日(金)まで期間限定のPOP UPが開催され、谷敷のほかの作品も特別展示される。
谷敷謙
木目込みという日本固有のテキスタイルの技術をペインティングの手法として捉え直し、 新しい絵画表現を追求している。江戸時代にルーツを持ち寺社建築の端材を人形に用いることで 生まれた木目込みを、谷敷は自身の経験をベースにしながら再解釈。使用する素材を古着や廃材に絞り、 元々の持ち主に由来する身体性、時間、生の感覚、そして素材となる古着が元来そなえていたブランド コンセプトを汲み取り、絵画という形態に置換、それと同時に祈りや願いを込め現代へとリプレイスしている。
これまでの主な個展に「ONLY HOLY STORY」(日動画廊 2023,東京) 「FLOW & CONNECT」 (hiro okamoto gallery 2022,東京), 「PAUSE」(渋谷リビング,2021,東京)、「touch point」(京都ワコールスタディ ホール,2021,京都)があり、また主なグループ展として「手で創る-森英恵と若いアーティスト達-」(水戸 芸術館,2009,茨城)、「section」(spiral hall,2021,東京)等に参加。
「MASUNAGA1905 meets ARTISTS vol.3 ken yashiki」開催概要
| 会期 | 2026年7月17日(金)〜 |
| 会場 | MASUNAGA1905 下北沢店(作品展示)、全国の直営店舗 |

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