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銀座蔦谷書店がチャリティプロジェクト「瑞光―新しい時代の兆し―」をスタート

銀座蔦屋書店は、チャリティプロジェクト「瑞光―新しい時代の兆し―」を、仏師で彫刻家の加藤巍⼭(かとうぎざん)とともに、2020年10月1日(木)よりスタート。国内外で注目を集めている加藤巍⼭が未来への希望と平穏なる世を願って彫る新作「瑞光」。その制作過程をレポートし、さらにオンラインオークションで販売。収益の一部を日本赤十字へ寄付するチャリティプロジェクトとなっている。銀座蔦屋書店では、加藤巍⼭の彫刻作品に、"伝統的な仏教美術"と、"現代アートとしての彫刻表現"の融合による今までにない可能性を感じ、本プロジェクトを立ち上げ、店頭でも加藤の作品を紹介している。

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本プロジェクトでは、「宗教や時代を超えた普遍的な祈り」をテーマとして彫刻を制作をする仏師で彫刻家の加藤 巍⼭が、今我々の生きている困難な時代を乗り越えていく象徴として、未来への希望と平穏なる世を願い、令和の「麒麟」の制作を行う。

麒麟は1,000年も生きると言われる神聖な幻の動物。性質は非常に優しく、足元の虫や植物を踏むことを厭い、いかなる生命をも傷つけない。そのために地に足を下ろさず、常に空を翔けている。本来、「麒麟」には翼は生えないが、江戸・東京 日本橋の橋の上に鎮座する「麒麟像」は実は翼を生やしている。これは日本橋に麒麟像がつくられる際に、日本橋は日本全国の道路の起点であり、"ここから飛び立つ"という意味を込めて翼がつけられたと言われている。今回制作する加藤の麒麟像「瑞光」も、人類が希望ある未来へ飛翔することへの願い込めて翼をつける。

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私は私の彫刻(仏像)を彫り続けることによって
⽣きることとは何かを探究しているようにも思えます。
⼀つのことに専⼼するということは真理を求めることに他なりません。
⼀つのことを知るということは⾃分を知るということ。
⾃分を知るということは世界を知るということ。
世界を知るということは宇宙を知るということです。 それは普遍です。
美醜を越えたものです。
だから私は彫り続けるのです。それが私の役割です。

加藤 巍⼭

加藤 巍⼭(かとうぎざん)

1968年、東京・本所両国に⽣まれる。 ⾼村光雲より五代。 儀軌に準拠した仏像を制作する⼀⽅、⽇本の古典や歴史、仏教や神話を題材とした作品を制作。歴史や伝統、⽂化、⺠族に根差した「⽇本の美意識」 と「仏師」であることに⽴脚しながら祈りの根源を探求し普遍的な美を求む。2017年から5都市の美術館を巡回した「驚異の超絶技巧!展」に、作品を出品した事でも注目を浴び、その高い技術と表現力は誰もが認めるところ。また、この秋に開催される「CHRISTIE’S  Japanese and Korean Art」において、現存作家としてはじめて参加し、カタログの表紙に起用されるなど、世界的にも評価が高まっている。

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「瑞光―新しい時代の兆し―」オンラインオークション開催概要

会期2020年10月1日~12月31日
形式サイレントオークション
詳細は特設サイト参照
出品作品名瑞光(ずいこう) ⾼さ:55cm 材:楠
作家加藤 巍⼭
取り扱い店舗銀座 蔦屋書店