十和田湖畔を夏から冬まで楽しみ尽くすための文化祭
風景屋は「(ホクオウのブンカサイ)北奥のF”UNKASAI」を2022年7月16日(土)から2023年2月26日(日)まで開催する。毎年2回開催してきた「とわだこマルシェ」や、地域住民とともに見聞を広める「とわだこミーツ」に加え、現代アーティスト島袋道浩と中山晃子によるアート作品の展示や音楽ライブイベントなど、十和田湖畔を夏から冬まで楽しみ尽くすための文化祭となる。本文化祭は十和田湖を“消費され疲弊した観光地”ではなく、“文化の醸成地”として持続可能な地域にしたいという想いから始めるに至る。
北奥のF”UNKASAIの趣旨
福武財団「2022年度アートによる地域振興助成」の助成対象に選出され、これまで自費で開催してきたとわだこマルシェ等のイベントから少し大きなことにチャレンジする機会を得た。イベントを大きくすることや動員数で成果を測るのではなく、人の記憶に一生残るような体験を提供することにより、少しずつでも十和田湖が人々の「また来たい場所」「帰ってくる場所」になることを願い開催される。
北奥のF”UNKASAIの特徴
今回アート部門では世界的に著名なアーティスト島袋道浩と中山晃子が参加。そして、2008年から約14年間使われていなかった廃屋でのアート作品展示も叶う。休屋地区では昨年度より環境省による廃屋の撤去事業が推進され、そのようなタイミングで使われなくなった建物を壊すのではなく、これまでに全くなかった用途で使用するという試みは地域でも初めてとなり、地域住民の方々からは期待するコメントが多く寄せられた。また冬ならではの静謐な美しさの十和田湖を体験してもらいたいと考え、イベント会期を来年2023年2月26日(日)までと長く設定。冬のコンテンツの一つとして楽しむことができる。
キュレーター・アーティストの紹介
島袋 道浩
本イベントアート部門キュレーター兼アーティスト。1969年神戸市生まれ。那覇市在住。1990年代初頭より世界中の多くの場所を旅しながら、そこに生きる人々の生活や新しいコミュニケーションのあり方に関するパフォーマンスやインスタレーション作品などを制作している。
中山 晃子
本イベントアート部門アーティスト。色彩と流動の持つエネルギーを用い、様々な素材を反応させることで生きている絵を出現させる。絶えず変容していく「Alive Painting」シリーズや、その排液を濾過させるプロセスを可視化し定着させる「Still Life」シリーズなど、パフォーマティブな要素の強い絵画は常に生成され続ける。
とわだこマルシェ
2022年7月16日(土)、17日(日)に開催される「とわだこマルシェ」では、主に北東北3県からこだわりの生産者、飲食店、雑貨店、クラフト作家など、様々なジャンルの出店者が一堂に休屋に集結。湖の目の前の最高の立地で、ゆったりのんびり湖とマルシェを散策しながら、DJ・FM2030による音楽も楽しむことができる。
yamaju ミュージック・アワー
2022年7月16日(土)昼の部13:30〜15:30 / 夜の部18:30〜20:30に開催される音楽ライブでは、八戸の「saule branche café」プロデュースのyamajuが登場し、多ジャンルの音楽を楽しみながら、「salue branche café」の美味しい食事と「wood rack kitchen」の移動式石窯による熱々のピザやパンを堪能することができる。
「北奥のF”UNKASAI」開催概要
会期 | 2022年7月16日(土)から2023年2月26日(日)まで |
会場 | 十和田湖畔休屋地区 |