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海で感じた「言葉にならない感覚」を描く

スパイラルガーデンにて大宮エリーの展覧会「『海はたのしい気持ちをくれる』展 Love from the Sea」が2023年7月31日(月)まで開催中。

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《水深10メートルの海の底を歩く》(2023)

本展のテーマとなる「海」は、大宮エリー自身がスキューバダイビングのインストラクターの経験などで、心と体で深く交流してきた存在。言葉が話せない海の中での、魚や生き物たちとの交流は「感覚の世界」という。海で感じた「言葉にならない感覚」を描いた展示会だ。

本展では、スパイラルガーデンのアトリウム空間をダイナミックに彩る、海の中を描いた《水深10メートルの海の底を歩く》(2023)をはじめ、海の中の生き物や海辺の情景などを描いた新作約50点を中心に紹介している。

ステートメント

スパイラルの気持ちいい空間に、
たのしいきもちが、くるくると回転していきます。
そんな楽しいうずにとびこんで、
絵をみたり、体験したり、発見したりしてみてください。
さまざまなキャラクターの”海”が、この夏、お休みをとったとして
さて、どんな景色をみているのかどんな話を知っているのか、垣間見れることでしょう。
”海”と、あなたとの、こころの交流が、あなたのなかの絵になり、ことばになります。
鑑賞というより、旅をする気持ちで来ていただけたら。
日常からちょっぴり離れて自分と対話する。この展覧会がそのきっかけになればうれしいです。  大宮エリー

体験型の展覧会

展覧会場のQRコードを読み取ると、オリジナルの音声ガイド(ArtSticker)に繋がる。音声ガイドには作品解説に加えて、絵とリンクする詩の朗読も収録されており、展覧会をより一層楽しんで頂けるコンテンツとなっている。
音声ガイド : 秀島史香(ラジオDJ、ナレーター)

出展作品(一部)

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大宮エリー《珊瑚礁と青い魚たち VI》(2023)Courtesy of Tomio Koyama Gallery

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大宮エリー《猫とみなを待つパーティーの準備》(2023)Courtesy of Tomio Koyama Gallery

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大宮エリー《うれしい海とバッハ》(2023)Courtesy of Tomio Koyama Gallery

大宮エリー

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撮影:Aminaka Kenta

1975年大阪生まれ、東京大学薬学部卒業。2012年に東京国立博物館の法隆寺宝物館にてモンブラン国際賞受賞の福武總一郎氏へのお祝いとして、急遽ライブペインティングを依頼されて制作した作品「お祝いの調べ:直島」がきっかけで絵画制作を始める。2016年には美術館での始めての個展「シンシアリー・ユアーズー親愛なるあなたの大宮エリーより」を十和田市現代美術館で開催し、同時に街の商店街にも作品「虹のアーケード」や「商店街美術館」などを展開する。2019年には、海外ギャラリーでの初個展「A Wonderful Forest」(TICOLAT TAMURA、香港)を開催するとともにアートバーゼルへの出展、パリではグループ展「Parcours Saint-Germain 2019」への参加など制作活動の初期から大きな飛躍を遂げた。2022年には、ロンドンのGalerie Boulakia(ギャラリー・ブラキア)で個展「LOUNGING AROUND」瀬戸内国際芸術祭にも出展作家として参加し、犬島にて常設の立体作品「フラワーフェアリーダンサーズ」「光と内省のフラワーベンチ」を発表する。

大宮エリー「『海はたのしい気持ちをくれる』展 Love from the Sea」開催概要

会期2023年7月11日(火)~ 31日(月)
時間11:00 − 20:00 ※7月11日(火)は19:00閉場
会場スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
料金無料
ウェブサイトhttps://bit.ly/3JVZlMR