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常識にとらわれず、文化を形成した写真界の先駆者

英国人写真家デヴィッド・ベイリー展覧会「David Baileyʼs Changing Fashion」展がスペイン・ガリシア州、ア・コルーニャのMarta Ortega Peréz（MOP）財団展示スペースで2025年6月28日（土）から9月14日（日）まで開催される。ベイリーは世界を代表するファッションおよびポートレート写真家のひとりで、1960年代のロンドンを牽引し創造的かつ文化的な革命を形作るうえで大きな役割を果たした。

Jean Shrimpton 1965 © David Bailey

本展では、1960年代と1970年代の魅力とエネルギーをベイリーのレンズを通して体感することができる。象徴的な2つの年代に撮影された140点以上の写真には、初公開となる写真も含まれる。1965年に発表されたベイリーの代表作「Box of Pin-Ups（ボックス・オブ・ピンナップス）」にも焦点を当てており、Mick Jagger（ミック・ジャガー）からRudolf Nureyev（ルドルフ・ヌレエフ）、ジーン・シュリンプトン、Michael Caine（マイケル・ケイン）、Cecil Beaton（セシル・ビートン）、そして当時物議を醸したロンドンの悪名高きギャングのクレイ兄弟（Ronnie and Reggie Kray）まで、ベイリー独自の交友を象徴するロンドンの華やかなセレブリティ36名が収められている。

MOP財団は、2021年12月にア・コルーニャで初の展覧会「ピーター・リンドバーグ：語られざる物語」を主催。その後、Steven Meisel（スティーヴン・マイゼル）、Helmut Newton（ヘルムート・ニュートン）、Irving Penn（アーヴィング・ペン）らの展覧会を開催し、世界最高峰のファッション・ポートレート写真家の作品を体感できるスペイン随一の会場としての地位を確立している。