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世界的アーティストによる初の自叙伝『杉本博司自伝 影老日記』が刊行

日本を代表する現代美術家、写真家、建築家、杉本博司の初の自叙伝『杉本博司自伝 影老日記』が2022年3月24日(木)、新潮社より発売される。U2のボノをはじめ、海外著名人たちをも夢中にさせた世界のSUGIMOTO。その創作の原点とは何か。単身渡ったアメリカで、放浪しながらゲリラ撮影、日本の古美術を売り、そして「海景」で世界的アーティストへ。夢見がちな工作少年は如何にして人々を驚かせ、自らも愉しんできたのか。日本経済新聞「私の履歴書」を大幅増補し、美麗な作品図版とともに辿る波乱万丈の回顧録となっている。

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『杉本博司自伝 影老日記』書影

目次

記憶の始まり/父 三遊亭歌幸/母/先祖の菅野白華/とんがり幼稚園/日光写真/立教中学/唯物史観/放浪の旅/現代美術への道/ジオラマ/ニューヨークの日本人/MoMA 作品購入/劇場/結婚/南画廊/古美術開眼/海景/イリアナ・ソナベント/佐賀町エキジビット・スペース/9・11/スタジオを自作/護王神社再建/苔のむすまで/新素材研究所/ワインとアート/パレ・ド・トーキョー/杉本文楽/料理人になる/能 巣鴨塚/江之浦測候所/ヴェルサイユ宮殿/パリ オペラ・ガルニエ公演/書家になる/空間感/私の人工衛星/あとがき

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CARIBBEAN SEA, JAMAICA 1980

<本文の内容より>

波乱万丈 奇想天外 抱腹絶倒

70余年の「傑作の人生」を美術作品とともにたどる36章。

杉本博司 (すぎもと・ひろし)プロフィール

1948年東京生まれ。立教大学経済学部を卒業後に渡米、アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(ロサンゼルス)で写真を学ぶ。1974年よりニューヨーク在住。「海景」「劇場」「建築」シリーズなどの代表作がメトロポリタン美術館をはじめとする世界有数の美術館に収蔵されている。彫刻、建築、造園、料理、書と多方面に活躍、とりわけ伝統芸能に対する造詣が深く、演出を手掛けた「杉本文楽 曾根崎心中 付り観音廻り」公演は国内外で高い評価を受けた。2008年、新素材研究所を設立。2017年10月、約20年の歳月をかけて建設された文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」をオープン。

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photo by Masatomo Moriyama

これまでにハッセルブラッド国際写真賞、高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞、紫綬褒章受章、フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲、そして2017年、文化功労者に選出される。著書に『苔のむすまで』『現な像』『アートの起源』(新潮社)、『江之浦奇譚』(岩波書店)、『空間感』(マガジンハウス)、『歴史の歴史』(新素材研究所)、『趣味と芸術 謎の割烹 味占郷』(ハースト婦人画報社)、『Old Is New: 新素材研究所の仕事』(榊田倫之との共著 平凡社)など。

『杉本博司自伝 影老日記』書籍概要

発売日2022年3月24日(木)
本体価格 2900円+税
ISBN978-4-10-478104-1