「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展がニューヨークのブルックリン美術館にて開催
パリ装飾芸術美術館で成功を収めた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が、ニューヨークのブルックリン美術館に場所を移し、2021年9月10日から2022年2月20日まで開催されている。今回初公開となるコレクションも登場する本展では、新たな展示形式を通して、クリスチャン・ディオールの先見的なビジョンにより生み出され、現代まで引き継がれてきた70年以上にわたる情熱的な技巧を称える。
200着以上のオートクチュールをはじめ、写真やビデオ映像、スケッチ、ビンテージ香水、アクセサリーなど、ディオールのインスピレーションの源となった様々なアイテムが、美術館のコレクションと共に展示される。展示のハイライトとなるのは、グレース・ケリーやジェニファー・ローレンスなどの大スターが着用したクチュールドレスである。
1947年春夏コレクションで、クリスチャン・ディオールが独立後初めてのコレクションとして発表した新しいシルエット「ニュールック」はセンセーションを巻き起こした。この「ニュールック」の栄光からわずか数か月後、クリスチャン・ディオールはアメリカに渡った。それ以来長期に渡り、アメリカとディオールは不動の友情関係を築いてきた。ファッションからアートにかけて、アメリカンドリームがディオールのドリームと融合する。