現代アートを代表する写真家、横田大輔の新作個展「Sludge」を銀座 蔦屋書店にて開催
銀座 蔦屋書店は、店内のアートウォール・ギャラリーにて、現代の写真界をリードする写真家・横田大輔の個展「Sludge」を、2021年6月26日(土)から7月16日(金)の期間に開催する。昨年、写真界の芥川賞と称される第45回木村伊兵衛写真賞を受賞した横田の新作が発表される。本展覧会は、6月初旬までrin art associationにて開催された新作展を皮切りに、銀座 蔦屋書店(6/26-7/16)、RICOH ART GALLERY(7/10-8/7)と続く、木村伊兵衛写真賞を受賞して以降に連続開催される横田大輔の一連の新作個展の一つである。また、オンラインストアでは全作品の先行販売が実施の予定。
本展覧会では、代表作「Color Photographs」の系譜にあたる新作を発表。大判フィルムに熱湯現像を施すことで、溶解して多様な化学変化を起こし、剥がれ落ちたテクスチャーを重ねてスキャンしたイメージは、デジタル写真の台頭で希薄となった写真の素材そのものの存在、その物質性を色鮮やかに問いかける。写真というメディアの在り⽅を問いかける、現代アート写真表現の最先端を感じることのできる、現代アートコレクターも必見の展覧会となっている。
販売について
本展では、新作作品の展⽰販売とあわせて、横⽥が重要な発表媒体としてきた『Film』『Room/Furniture』などの⾃費出版の作品集や、すでに絶版となった『MATTER/BURN OUT』『site/cloud』などの希少な写真集も販売する。またオンラインストアでは、第45回⽊村伊兵衛写真賞の受賞作「Sediment」、そして代表作の「TARATINE」「VERTIGO」のプリント作品をはじめ、会場で展示する全てのプリント作品を販売する。
販売場所:銀座 蔦屋書店店頭・オンラインストア
販売開始日時:2021年6月16日(水) ※オンラインストアは12時より販売開始
横田大輔プロフィール
1983年、埼玉県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。昨年、写真界の芥川賞と称される第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。分断されがちな現代アートと写真界をつなげる、期待の高まるアーティスト。2011年に制作した自費出版の作品集『Back Yard』が欧米を中心に大きな話題となって以降、2014年にFoam Museumでの個展「Site/Cloud」の開催など、その活動は現代アート写真をリードする存在として、国内外で高い注目を集めてきた。スキャンの多⽤、デジタル上の加⼯、熱湯現像など、写真制作のプロセスに着⽬し、偶然性を介⼊させながらイメージ⽣成するその作品は、写真というメディアとその表現に挑戦し続けている。
2008年「キヤノン写真新世紀」佳作(大森克己選)
2010年 「第2回写真1_WALL 展」グランプリを受賞
2016年 Foam Paul Huf Award、第45回(2019年度)「木村伊兵衛写真賞」を受賞
※木村伊兵衛写真賞とは、写真家の故 木村伊兵衛の業績を記念し、朝日新聞社が1975年に創設した写真賞。各年、写真制作や発表活動にすぐれた写真家が対象となる。
写真集:『垂乳根』(Session Press、2015)、『VERTIGO』(Newfave、2014)、『MATTER/BURN OUT』(artbeat Publisher、2016)など
主な個展・グループ展:Foam写真美術館「Site / Cloud」(2014)、「Matter」(2017)、「SHAPE OF LIGHT」(Tate Modern、2018)、「Painting the Night」(Centre Pompidou-Metz, 2018-2019)、「Photographs」(rin art association, 2021)など
横田大輔 個展「Sludge」開催概要
会期 | 2021年6⽉26⽇(土)〜7月16日(金) |
会場 | 銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリー |
入場 | 無料 |
URL | https://bit.ly/3ww3q1p |