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屋久島の地形と一体となる全く新しい校舎

広域通信制・単位制の屋久島おおぞら高等学校と、そのサポート校であるおおぞら高等学院からなる、おおぞら高校の新校舎を建築家隈研吾が設計する。2025年度中のオープンに向け、校舎のデザインが決定した。

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新校舎イメージ

屋久島を形成する山々の美しい稜線をなぞる大屋根

屋久島の地形と一体となり、山々の美しい稜線をなぞる大屋根。そして、海・山を同時に見渡すことができる新校舎は、訪れる人たちが五感で屋久島の地形そのものを感じる設計となっている。学校という空間だけではなく、屋久島そのものが学び舎であること。また、校舎という枠を超え、地域との交流、国際交流、多世代教育を通じ生徒も大人も、ともに学びあえる場所であり、訪れる人々の五感を震わせる場でありたいという願いが込められる。

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人々を迎え入れる可動スクリーンのエントランス

屋久島の美しい景観を最大限に生かし、新校舎はどの方向からも開けている開放的な空間となり、山・海・教室をつなぐナカドマは訪れる人々の交流の拠点となる。職員室に海の教室が二部屋・山の教室が二部屋、そして450席の多目的ホールを十字型のナカドマがつなぐ。どの教室からも海を見ることができ、屋久島の木材を使った教室で屋久島を全身で感じることができる。職員室は様々なレイアウトにできるオープンな空間となっており、様々な会話に対応することが可能となっている。

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緩やかな傾斜の敷地形状を活かしたアプローチ

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『海』と『おおぞら』に繋がるナカドマ

屋久島みらいへのバトンプロジェクト

屋久島本校を生徒が過ごす校舎という枠にとどめず、海外からの渡航者を受け入れ国際交流を行う場、地域に住む人々と屋久島の文化や産業をともに学ぶ場として活用し、屋久島のみらいの文化的価値を創造していくプロジェクト。地域との交流、国際交流、多世代教育を通じ、屋久島本校を生徒も大人もともに学びあえる場所として提供できるよう取り組んでいく。