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里山の暮らしにあった営みの循環の象徴

2025年4月より開催の大阪・関西万博における、隈研吾が設計を手がけ小山薫堂がプロデュースするシグネチャーパビリオン「いのちをつむぐ(EARTH MART)」。本パビリオンには茅葺屋根が施される予定で、全国5か所の草原で刈られた「茅」が採用される。

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「いのちをつむぐ(EARTH MART)」パビリオン外観イメージ ©EARTH MART / EXPO2025

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今回のパビリオンは単純に建物として見るのではなく、パビリオンを構成する素材にはそれぞれにふるさとがあって、そこには人と自然の営みやサイクルがあるところまで感じとってほしいと思っています。さらにこのパビリオンは会期後には、別の場所で再び茅葺きとして再利用される予定です。その使われる過程まで織り込んだデザインにしました。

隈研吾

茅は里山の暮らしにあった営みの循環を表現する。茅を提供する5か所のうちの一か所、阿蘇草原再生プロジェクトを展開する公益社団法人・阿蘇グリーンストックによる、隈研吾への今回の阿蘇の茅の採用に際してその意図や想いについてのインタビューがこちらに公開された。万博で茅葺きを手掛ける予定の茅葺き職人、Earth Building・沖元 太一のインタビューも収録されている。