都市から逃れるのではなく、都市のなかで、自らの場所を再び見出すことができる住まい
建築家・青木淳が手がける台湾の集合住宅新プロジェクト「文心月月(ウィンシン・ユエユエ)」が発表された。2026年7月に公開予定。台湾の文心建設(ウィンシン・グループ)との協業プロジェクトで、「住まいがいかに人の生活に寄り添うか」を設計の核心に据え、都市の高密度化が進むなかで、人と居住空間の関係を再定義することを目指している。
- 青木淳によるデザインスケッチ。サンゴから着想を得た窓のデザイン。(提供:青木淳)
- 青木淳によるデザインスケッチ。都市の街並みに溶け込む建築の輪郭を描いた。(提供:青木淳)
アジア主要都市の急速な発展に伴い都市人口が集中するなか、住まい手の期待が機能性や利便性重視から生活そのものの質に住宅が応えられるかという点に変化してきていることを背景に、あらためて住宅という場所の意義が問われている。青木と文心建設は本プロジェクトにおいて住宅の意味が再定義されつつあることを認識し、単なる住宅開発ではなく、未来の住まい方をめぐる一つの枠組みとの考えのもとプランを構想している。

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