東京の面白い構造の建築を集めた「構造デザインマップ 東京」 の英訳版が発売
2014年の発売以来、建築書としては異例の6刷を重ねる人気の書籍『構造デザインマップ 東京』の英訳版『STRUCTURAL DESIGN MAP TOKYO』が、2021年9月30日(木)より発売。
日本語版では、「東京でおもしろい建物は?その構造は?」をテーマに、東京の中でも構造デザインに特徴のある建築をピックアップし、解説。各建築の解説記事には、構造に関する図版を多数掲載。建物を支える構造システムを視覚的に理解できるようになっており、国内の読者はもちろん、訪日した海外の方にも人気を博した。英訳版では東京の中でも銀座や青山などの人気エリアから30件をセレクト。さらに国立競技場をはじめとしたオリンピック関連施設を中心に、新規に6件を収録。国内、海外どちらの方にとっても読みごたえのある内容となっている。
建築を知るには、実際に建物を見に行くことが一番。「デザインマップシリーズ」は、紹介している建築作品の場所がひと目でわかる詳しいマップを多数収録し、気軽に“建築散歩”へ出掛けられる本となっている。
新刊 『STRUCTURAL DESIGN MAP TOKYO』 の特徴
豊富な図版と分かりやすくて詳しい解説記事
構造は専門性の高い分野だが、初学者でも楽しみながら読めるよう、本文記事は、前半部分で建物の概要や構造の特徴を解説し、後半部分でより詳しい技術的な話を掲載。また、写真や図面、構造詳細図といった図版を豊富に盛り込んでいるので、それらを参照しながら記事を読み進めれば、専門的な知識がなくても楽しめる。
23枚の詳しいマップを収録
海外から来た方が迷わず建築散歩を楽しめるよう詳細なマップを23枚収録。マップは基本的に8000分の1の縮尺で統一。駅の出口から建物に辿り着けるよう作成されている。スマートフォンやカーナビを使うことも考慮して、マップの欄外には紹介している作品の所在地を記載している。また、グーグルマップに飛ぶQRコードも併せて掲載しているので、スマートフォンと併用すればさらに便利。
必読の特集記事
建築における構造の魅力が伝わるよう、2本の特集記事を収録。1970年代に竣工した西新宿の高層ビルの耐震補強を紹介した「High-rises, Seismic retrofit」。ダンパーや屋上に設置する超大型の制振装置など、地震大国日本の耐震補強例を紹介している。「Bridge Cruise in Tokyo Bay & Sumida River」では湾岸エリアと隅田川を水上バスでクルーズしながら、レインボーブリッジや隅田川に架かる多数の橋を堪能する。
2021年秋には関西建築の構造を紹介する『構造デザインマップ 関西』を発刊する予定。京都を中心とした寺社仏閣の構造の特集や、どっぷり建築に浸れる「テーマ別の散歩コース」など、関西建築の魅力が満載の一冊となる。
『STRUCTURAL DESIGN MAP TOKYO』概要
発売日 | 2021年9月30日 |
価格 | 2,090円(税込) |
仕様 | A5変形(210mm×125mm)/フルカラー/144ページ |
購入 | 全国大型書店およびネット書店、総合資格学院出版サイト |