新グローバルデザインをコンセプトにしたバーバリーの旗艦店がロンドンにオープン
バーバリーは、ブランドのラグジュアリーな要素を凝縮した新しいグローバルデザインをコンセプトにした旗艦店をロンドンのスローン・ストリートにオープンした。設計は、ミラノを拠点に活躍する有名建築家、ヴィンチェンツォ・デ・コチスが手掛けた。
スローン・ストリート第1号店は、クラシシズムにひねりを加え、ブルータリズムの要素とラグジュアリーな素材感を組み合わせて、モダンな雰囲気をクリアに演出。内装には、コンクリートやセラミック、グロッシー仕上げなど、さまざまな素材と質感を使用したディスプレイ棚と四角柱をフィーチャー。バーバリーチェックを構成するカラーであるベージュ、ブラック、ホワイト、レッドが随所に使用され、チェックのパターン自体も、天井の照明グリッドや、チェッカーボード柄のフロアなどに再解釈されて取り入れられている。バーバリーの最新コレクションが飾られる、端正で明るいギャラリーのようなスペースにデザインされ、エントランスには、時季に合わせたディスプレイを行うスクエアのフレームを配置。現在は、バーバリーのシグネチャーである、カーブした独特なシルエットとハンドクラフトが特徴的な「オリンピアバッグ」がフィーチャーされている。
1階には、ガラスキャビネットや、光沢感のある棚にバーバリーのすべてのカテゴリーのアクセサリーが並べられ、ガラスの仕切りが開放感と親近感を演出。
2階はウィメンズフロアとなっており、光沢感のあるホワイトのフロアをバーバリーベージュのカーペットで優しい印象に仕上げている。フロアを囲むように幾つも連なる大型のアーチ型の窓からは、ナイツブリッジの景色が一望でき、多用されたミラーが自然光を取り込んで開放感を与える。
3階はメンズフロアとなっており、明るく開放的でありながら、全体的にテラゾーが使用され、什器やハンガーレールもウィメンズフロアとは異なり、光沢あるステンレススチールで仕上げられている。スカルプチュアルな家具や什器が集合的に配置され、フロアのアシンメトリーさを強調している。
ロンドンの中心地であるナイツブリッジの再開発地区に誕生した新店舗は、バーバリーの伝統に結びつく象徴的な郵便番号SW1に位置する。SW1は、創業者のトーマス・バーバリーがロンドンでの最初の店舗をオープンしたエリアであり、以後130年以上、ブランドの本拠地であるグローバル・ヘッドクオーターが存在する場所でもある。このスローン・ストリート第1号店は、バーバリーの過去、現在、未来をつなぐユニークな環境で、英国発のラグジュアリーブランドを体験する機会を提供する。
バーバリーは今年、日本の阪急うめだアクセサリーストアをはじめ、新デザインコンセプトをフィーチャーした5店舗をすでにオープンしている。さらに今後1年間で、このコンセプトを採用した旗艦店を3店舗(上海プラザ66内、パリのサントノーレ通り沿い、ロンドンのボンド・ストリート沿い)新たにオープンする予定。
「バーバリー スローン・ストリート第1号店」店舗概要
住所 | No.1 Sloane Street London SW1X 9LA |
営業時間 | (月曜日-土曜日)10:00 - 19:00 (日曜日)12:00 – 18:00 |
構造 | 3階建 / 10部屋 |
面積 | 857平方メートル |