文字組にとって美とは何か？タイポグラフィの第一人者が、古今東西の名作組版に迫る

『組版造形 タイポグラフィ名作精選』（白井敬尚・著）がグラフィック社より2024年3月に発売される。書体やレイアウトの無限の組み合わせにより作られる紙面。そこに込められたデザイナーの感性や精神のヒントを探るべく、本書では欧文デザイナー30組46点、和文デザイナー28組50点の作品を分析、解説している。

収録デザイナー

欧文組版

アルダス・マヌティウス / スタンリー・モリスン / エリック・ギル / モホリ＝ナジ / ヤン・チヒョルト / ヨゼフ＝ミューラー・ブロックマン / カール・ゲルストナー / ウィム・クロウェル / オトル・アイヒャー / エミグレ / ウォルフガング・ワインガルト / ヨースト・ホフリほか

和文組版

柳宗悦 / 恩地孝四郎 / 北園克衛 / 清原悦志 / 吉増剛造 / 細谷巖 / 江島任 / 田中一光 / 横尾忠則 / 杉浦康平 / 戸田ツトム / 羽良多平吉 / 味岡伸太郎 / 新島実 / ヘルムート・シュミット / 板東孝明 / 白井敬尚 / 仲條正義 / 服部一成 / 有山達也ほか

白井敬尚（著者）プロフィール

グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学教授。1961年愛知県豊橋市生まれ。株式会社グレイス、株式会社正方形を経て、1998年白井敬尚形成事務所を設立。ブックデザイン、エディトリアルデザイン、展覧会周知物などタイポグラフィを軸としたデザインに従事。また、タイポグラフィについての執筆、教育活動にもかかわる。