広範なカテゴリーで優れた照明デザイン、プロダクトを顕彰

照明デザインにおける最も優れた才能を称えるLIT照明デザイン・アワードが応募受付を開始した。本アワードは世界中のデザインをキュレーションし、促進する組織の3Cアワード傘下のプログラムで、建築照明デザイン部門31、エンターテインメント照明デザイン部門15、照明製品デザイン部門44という広範なカテゴリーで審査される。

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Steinmetz Hall, Dr. Phillips Performing Arts Center by Ann Kale Associates.
Photo credit: Ciro Coelho Photography.

2023年には58カ国から800を超える応募があり、並外れた作品が参加した。建築照明デザイン・オブ・ザ・イヤー2023は、ERRELUCEのIronPlate Restaurantが受賞し、ライティング・プロダクト・デザイン・オブ・ザ・イヤー2023は、HydrelのFLAME Lighting Techniqueが受賞した。エンターテインメント照明デザイン・オブ・ザ・イヤーは、エレフテリア・デコ&アソシエイツの「Persephone Reconsiders Her Fate」が受賞した。2018年に導入されたライフタイム・アチーブメント賞は、ロジャー・ナルボーニの35年にわたる景観、都市、遺産、建築照明にわたる優れた貢献に対し顕彰した。DarkSkyは、空の闇を守るための揺るぎない取り組みが評価され、栄誉あるスポットライト賞を受賞した。

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IronPlate Restaurant. ERRELUCE.
Photo credit: FotoPerspektif, Ryan Salim

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Persephone Reconsiders Her Fat. Eleftheria Deko & Associates.
Photo credit: Gavriil Papadiotis / John Stathis

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FLAME Lighting Technique. Hydrel.
Photo credit: Hydrel

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Woven by Adam Smith. dpa Lighting Consultants.
Photo credit: Courtesy of Martin Hulbert Design; Photographer: Mark Bolton.

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Tin Building by Jean-George. L'Observatoire International.
Photo credit: Nicole Franzen, Eric Petschek

審査委員会は経験豊富なデザイナー、照明専門家、学者、メディア関係者35名で構成され、2024年11月に各部門の受賞者を選出する。過去の審査員には、The PlaygroundのCEOであるSooner Routhier、Roland Greil & The Black ProjectのRoland Greil、エミー賞受賞者のPeter Morse、designing lighting (dl)の編集者であるRandy Reid、John Cullen Lightingのクリエイティブ・ディレクターでLighting Design Internationalの創設ディレクターであるSally Storey、L+D Magazineの発行人でありLEDforumの創設者であるThiago Gayaなどが名を連ねている。アワードの応募詳細は公式サイトから閲覧できる。

スケジュール

  • 早期応募割引適用:2024年4月28日
  • 各部門受賞者選出:2024年11月

LIT照明デザイン・アワード

LIT照明デザイン賞は、BLTビルト・デザイン賞(BLT)、SITファニチャー・デザイン賞(SIT)、LIVホスピタリティ・デザイン賞(LIV)の兄弟プログラムであり、現在最も有名なデザイン賞のひとつ。照明デザイン、家具デザイン、インテリアデザイン、建築における今日の多様性と革新性を代表し、各ブランドは世界中の優れたデザインの象徴であり、100人以上の専門審査員にプロや新進デザイナーの作品を紹介している。