デザインに強い組織のしくみとは
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は『会社を成長させるデザイン力』を2022年11月26日(土)より全国の書店、ネット書店にて発売する。デザイン経営やサービスデザイン思考といった言葉を日常的に見聞きするようになり、ビジネスを大きく成長させるトリガーとしてのデザインに、経営者をはじめとするビジネスパーソンが注目している。
本書では日々の仕事や経営でどのようにデザインを活かせば商品がヒットし利益を生み出し、会社を成長させることができるのかについての必要な知識や実践法をデザインコンサルティングファームを経営する著者が具体的に解説する。会社の理念を社内外に伝えるデザイン、商品の魅力を可視化するデザイン、イノベーションを目指すためのプロトタイプデザイン、ブランドを成長させるためのデザインなど、それぞれの領域についてどのように対処していけばよいかを事例で説く。そして、個人としてのデザインスキルをどう磨き、それを組織の共通軸としてどう浸透させていくか、デザインに強い組織のつくり方も詳細に論じていく。
目次
第1部 経営をデザインから考える
第1章 デザインの力
- デザインが経営にもたらす力
- 企業理念・事業開発・商品・ブランディングとデザインの関係
- デザインに強い組織の条件
- 「表現のデザイン」と「経験のデザイン」
- デザインポリシーを考える視点
- デザインによる戦略の共有
- スタートアップにおけるデザインの重要性
第2章 デザインを活かす4つの領域
- 第1の領域[企業理念]:思いを瞬時に伝える
- 第2の目的[事業開発]:新たな意味を考える
- 第3の目的[商品]:魅力を表現する
- 第4の目的[ブランディング]:ブランドを進化させ、記憶してもらう
第2部 組織としてのデザインマインド
第3章 デザインを依頼する担当者の仕事
- デザイナーの選定と依頼の準備
- デザイナーとのコミュニケーションの取り方
- デザインの評価の仕方
- デザインにおける依頼主の基本知識
第4章 デザインを検討するチームの仕事
- チームで行うデザイン開発6つのチェックポイント
- 企業理念・事業開発・商品・ブランディングのデザイン開発
- 良い開発チームの条件
第5章 デザインに強い組織のしくみ
- 組織としてのデザインポリシー
- デザイン開発のしくみ
- デザイン力のある組織風土
終章 これからのデザイン経営
- デジタル化とデザインの力
- デジタル化の波とデザイナーの役割
- これからのデザイン経営に必要なこと
小川 亮(おがわ まこと)
プラグ代表取締役、日本パッケージデザイン協会理事長、日本マーケティングリサーチ協会理事。1971年東京生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、キッコーマンを経て、慶應ビジネススクールでMBA(経営学修士)を取得、経営管理学博士。早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所招聘研究員、明治大学ビジネススクール兼任講師(デザイン思考)。
『会社を成長させるデザイン力』
著者 | 小川 亮 |
発売日 | 2022年11月26日 |
価格 | 1,870円(税込) |
頁数 | 248ページ |
判型 | 四六判並製 |