包括的なテーマは「すべての人々のためのデザイン」

バルト地域最大級のデザインイベントであるエストニア「タリン・デザイン・フェスティバル(TDF)」が2025年9月29日(月)から10月5日(日)まで開催される。20周年を迎え「デザイン・フォー・オール」をスローガンに掲げる2025年版はクルリ地区を舞台に展開。産業遺産と現代文化が交錯するこの地で、4つの柱——専門家トーク&展示会、地域交流、多様なサテライトプログラム、デザインコマース——を中心に構成され、共感とひとが中心の世界を形作るデザインの役割を浮き彫りにする。約100のイベントでは、年齢・性別・文化・能力・ライフスタイルの違いをデザインがいかに包含し得るかを探求し、「配慮あるデザインは例外ではなく、当然の基準であるべき」という理念を打ち出す。

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プログラムの中核をなすのは、EIDD(デザイン・フォー・オール・ヨーロッパ)およびエストニア障害者協会と共催する国際会議「デザイン・フォー・オール:多様性を称え、平等を創る」。本フォーラムには、米国工業デザイナーのパトリシア・ムーア、英国のインクルーシビティ提唱者ラマ・ギラウォ、エストニアのアクセシビリティ専門家ヤコブ・ロシン、人道支援建築家キャメロン・シンクレアらを筆頭に、欧州・米国各地の専門家が集結。人口動態の変化と高齢化が進むエストニアにとって、革新的で包括的な解決策が求められる重要な時期に議論が展開される。

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Photo: Kevin Loigu

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Photo: Kaie Kiil

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Photo: Laura Palling

2006年の創設以来、タリン・デザイン・フェスティバルは産業・分野・文化を繋ぐ国際的プラットフォームへと成長。20周年を記念する今回は、デザインの真価が「アクセシブルで包括的、全ての人に関連性を持つとき」に発揮されるという核となるメッセージを改めて確認する場となっている。

「タリン・デザイン・フェスティバル」開催概要

会期2025年9月29日(月)~10月5日(日)
会場クルリ地区各所
URLhttps://www.disainioo.ee/en