アート作品を現実の世界に持ち込む新しい方法を紹介
スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーはラグジュアリースマートウォッチ「タグ・ホイヤー コネクテッド キャリバーE4」で、NFTアートワークをウォッチに表示できるようになったことを発表した。ユーザーがクリプトウォレットに接続して真正性を保証できるユニークで特別な体験となる。NFTとして表現できる資産はデジタル収集品や芸術品、仮想世界内に存在するアイテム、衣料品や不動産などの物理的な資産に対する請求権など多岐にわたる。
タグ・ホイヤーはそのNFTを活用し、収集価値の高い貴重なアート作品を現実の世界に持ち込む新しい方法を発表。新たに搭載されるウォッチフェイス、“レンズ”を通じて所有者の証明とともに腕に装着することを初めて実現した。この新しい機能を開発するため、BAYC、CryptoPunks、CLONE X、WoWといったコミュニティの主要メンバーと協議し、レンズ機能および体験がコミュニティにとって真の価値を創りだすことが可能となった。
タグ・ホイヤーは2015年に「タグ・ホイヤー コネクテッド」を発表して以来、ラグジュアリースマートウォッチ分野のパイオニアとしてとして第一線を走り抜けてきた。この新しい体験も、さらに拡大していくアプリやウォッチフェイスのデジタル エコシステムの一部で、社内開発チームがデザインし、タグ・ホイヤーのトレードマークのシグネチャーが施されている。
私はNFTの分野に深い関心を持っており、この機能は、アヴァンギャルドで革新的な技術を持つタグ・ホイヤーの伝統に合致しています。私たちの時計は、NFTの所有権を証明する機能により、ユーザーが自分のデジタルアイデンティティを誰にでもアピールできるようにします。タグ・ホイヤーは今後Web3についてさらに多くのストーリーを語ることでしょう。
タグ・ホイヤー CEO フレデリック・アルノー
NFTとの相性抜群のタグ・ホイヤー コネクテッド
タグ・ホイヤー コネクテッドは、ラグジュアリースマートウォッチの世界的リーダーとしての地位を確立している。そして、新しい体験はスイス高級時計ブランドであるタグ・ホイヤーのイノベーションに対する評価を、より強固なものにした。タグ・ホイヤーのデジタルおよびアナログにインスパイアされたウォッチフェイスのコレクションとともに、NFTをウォッチに表示。ユーザーはペアリングされたスマートフォンを介して、複数のNFTを新しいLensウォッチフェイスに転送が可能となる。また、タグ・ホイヤーはLedgerと提携し、ユーザーがタグ・ホイヤー コネクテッドでNFTに安全にアクセスし表示できるようになった。
デジタルアイデンティティの新しい表現
タグ・ホイヤーは時計のダイヤル上に所有権の証明となるグラフィックを導入。NFTは六角形の中に表示され、イメージの周囲には粒子の雲のエフェクトが現れる。NFTには静止画のものと、アニメーションGIFのものがあり、タグ・ホイヤーの独自のウォッチフェイスはこれらのフォーマットを画面上で鮮明に再現し、アニメーションを無限にループさせる。デジタルアイデンティティが物理的なアイデンティティと同じくらい重要になりつつある現在、タグ・ホイヤーはこれらの異なるバージョンの自分をつなぐ架け橋となることを目指している。