テーマは「静かな家具」 世界中の学生を対象に新しいKAGUの提案を募集
北海道東川町は建築家隈研吾が審査委員長を務める第6回「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペの作品募集を開始した。応募期間は2026年7月1日から9月30日まで。テーマは「静かな家具」。国内外の30歳以下の学生を対象に、人と世界をつなぐ新しい「KAGU」の提案を募集する。
東川町は、北海道旭川家具の主要産地として知られるとともに、「写真の町」として文化活動を推進してきた地域である。本コンペは、家具産地ならではの地域資源と、建築家・隈研吾の思想を融合し、次世代を担う若いクリエイターへ新しい暮らしのあり方を問いかけるプロジェクトとして2021年に創設された。これまで世界各国から累計約2,800件の応募が寄せられている。本コンペでいう「KAGU」とは、一般的な家具という概念を超え、「人間と世界の間をつなぐもの」の総称として定義される。単なる椅子や机のデザインではなく、人と自然、空間、社会との関係性を見つめ直す提案が求められている。
テーマは「静かな家具」
隈研吾はテーマメッセージの中で、東川町で感じる特別な静けさについて触れ、水のせせらぎや虫の声に包まれる環境の中で、人間が自然と共生する存在であることを実感できると語る。そして、その静けさに寄り添い、人と世界との新しい関係を生み出す「静かな家具」の提案に期待を寄せている。
最優秀アワードは製品化も検討
応募資格は、国内外を問わず作品提出時に学生で30歳以下であること。事前登録は不要で、応募は公式サイトから受け付ける。最優秀アワードとなる「隈研吾&東川町アワード」には賞金50万円が贈られるほか、製品化も検討される。準最優秀アワード(SOLIZEアワード)は20万円、優秀アワードは10万円、佳作7点に加え、東川木工会による特別賞も設けられている。入選作品10点は2027年1月中旬に発表され、最終審査会および表彰式は2027年3月21日に北海道東川町で開催される予定。
国内外で活躍する建築家やデザイナーが審査
審査委員長は建築家・隈研吾。審査員には、デザインストラテジストの太刀川英輔、美術家・野老朝雄、建築家・中村拓志、原田真宏、藤原徹平、アーティスト・日比野克彦、椅子研究家・織田憲嗣のほか、東川木工会が参加する。建築、デザイン、アート、木工など多様な分野の専門家が集まり、新しい時代の「KAGU」を多角的な視点から評価する。
第6回「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペ開催概要
- テーマ:静かな家具
- 応募期間:2026年7月1日(水)から9月30日(水)まで
- 応募資格:国内外を問わず、作品提出時に学生で30歳以下
- 最優秀アワード:隈研吾&東川町アワード(1点)賞金50万円・製品化検討
- 最終審査・表彰式:2027年3月21日(予定)
- 応募方法:公式ウェブサイトより応募
- 公式サイト:https://www.kagu-higashikawa.jp/

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