メゾンの歴史とともに100点以上のアーカイブが登場
スイス発のファッションブランド「Akris(アクリス)」は、ブランド誕生100 周年を記念し、スイスのチューリッヒデザイン美術館にてエキシビション「Akris. Fashion. selbstverständlich.」を2023年5月12日から9月24日まで開催する。会場ではアクリスの歴史、コレクションのインスピレーションとなっているアートと建築に対するオマージュ、そして高度なデザイン性とクラフツマンシップを体感することができる。
100点以上のルックがコラボレーション作品とともに登場
現クリエイティブ ディレクター アルベルト・クリームラーは、アートや建築に造詣が深く、これまで数々の著名なアーティストや建築家とコラボレーションしてきた。会場には、ラインハルト・フォークト、イアン・ハミルトン・フィンレイ、アレキサンダー・ジラード、藤本壮介などの作品とともに、2009年から2022年までの12のテーマに合わせた、100点以上のルックが展示されている。
メゾンのコードを体感
メゾンのコードである、フォトプリント、カラー、ダブルフェイス、ザンクト・ガレン エンブロイダリー(刺繍)、ホースヘアも、メゾン独自のノウハウや精緻なクラフトマンシップとともに紹介。ファッションのイメージを一新するインスピレーションとクラフツマンシップに光を当てる。さらに各テーマを仕切る、高い天井から吊るされたトラぺゾイド(台形)は、アクリスのコードのひとつでもあり、創業者のアリス、そして現クリエイティブ ディレクター アルベルト・クリームラーの頭文字「A」を視覚的に表現している。
ザンクト・ガレンで生まれる、卓越した技術
アクリスのコレクションは、本拠地であるスイスのザンクト・ガレンで、アルベルト・クリームラーと、彼が「長年の名人」と称えるテーラー、パタンナー、そして古くからの職人たちと一緒に開発されてきた。本エキシビションではこうしたザンクト・ガレンへの尊敬と感謝の想いも込められている。
企業家精神にあふれた女性のつくるエプロン
メゾンの名前である「アクリス」は アルベルト・クリームラーの祖母にあたる、アリス・クリームラー = ショッホの頭文字からとったもので、彼女が1922年にザンクト・ガレンにアトリエを設立し、エプロンの縫製と刺繍の事業をスタートした。働く女性をターゲットにしたエプロンは女性達の人気を博し、現在も「目的を持つ女性」たちがアクリスの哲学にインスピレーションを与え続けている。
アクリス
アクリスは、1922年にスイスのザンクト・ガレンに創業した国際的なファッションブランド。クリエイティブ ディレクターのアルベルト・クリームラーが創り出す洗練されたエフォートレスなコレクションは、ビジネスをはじめ社会のあらゆる分野で活躍する女性を魅了し続けている。
「Akris. Fashion. selbstverständlich.」開催概要
会期 | 2023年5月12日から9月24日まで |
会場 | チューリッヒデザイン美術館 |