新たな技法により彫刻が絵画的にひろがる
河原悠個展「Expansion of existence」が(hIDE)GALLERYで2024年2月25日(日)まで開催中。河原は 「物質の実存の固定と拡張」をコンセプトに木材と樹脂を用いて、 素材そのもの自体を、絵画的に意識を拡げる彫刻のシリーズを制作している。本シリーズ制作以前は素材を主体とした彫刻作品は展示における空間の影響が大きく、限られた空間でいかに展示を成立させるか模索していた。そこで、彫刻を平面に落とし込み平面作品として見せる方法を考えたという。
その後、彫刻された木材を樹脂の層で固めて平滑にし、平面の中に彫刻を閉じ込めるという現在の制作方法に行き着いた。 素材自身を主題とし、空間や質量だけに頼ることなく、そのもの自体が絵画的に意識を拡げるひとつの彫刻として成立させることを目指している。
河原 悠個展「Expansion of existence」開催概要
会期 | 2024年2月3日(土)~2月25日(日)※火曜、水曜は休み |
時間 | 12:00~18:00 |
会場 | (hIDE)GALLERY |
URL | https://hide-tokyo.com/ |