初の試みとなるカラーペインティングによるコラージュ作品を発表
NADiff a / p / a / r / tは、ペインティング、コラージュ、写真、シルクスクリーンなど様々な技法を⽤いて精力的に作品を発表する大竹彩子の個展を店内NADiff Galleryと1階の書店フロアにて、2023年1月26日(木)から2月19日(日)まで開催する。大竹彩子は2016年にロンドン芸術⼤学を卒業後、東京を拠点にペインティング、コラージュ、写真、シルクスクリーンなど様々な技法を⽤いて精力的に作品を発表してきた。豊かで力強い色彩の表現と大胆な構成のなかに作家の感性が宿る特徴的な線の使い方や、モチーフの細部への意識が感じられる大竹の作品は多くの人々を魅了している。
概要
2020年にはPARCO MUSEUM(東京)、2021年には心斎橋PARCO(大阪)にて大規模な個展を行い、昨年のAkio Nagasawa Gallery Aoyama(東京)での個展では、初めて油彩画とシルクスクリーンの作品を発表するなど脚光を浴びる大竹だが、NADiffではこれまで2019年の「SAMPLING#09」(NADiff contemporary / 東京都現代美術館)と、2021年の「RETINA PALETTE」(Meets by NADiff / 渋谷PARCO)と2度の展覧会を開催し、Tシャツやスカジャンなどのコラボレーションアイテムも制作してきた。本展では、大竹の制作の原点である日常で採集したイメージを鉛筆で描いて張り合わせたモノクロコラージュ作品を今回初めてアクリル絵の具で展開。色の組み合わせの持つ力を試し、これまでの制作手法を進化させた新しい試みとなってる。1階の書店内では、地下ギャラリーの新作と対照的な写真をモノクロ化しコラージュした“PHOTOMAZE”と、シルクスクリーン作品も展示する。
VIVITONE
周りを見渡し
世界が無限に溢れる色で成り立っていることに改めて驚いた。目を奪われる色色と
記憶の層から現われるイメージが
心地良いところで結びつく。筆先から解放された色は
祝福の呪文となり紙の上を漂い始め
幸せが散らばっていくような気がした。色の秘めた力に心がおどる。
大竹 彩子
大竹彩子 (SAIKO OTAKE)
1988年生まれ。2016年ロンドン芸術大学を卒業後、絵画、写真、壁画制作など東京を拠点に活動。さまざまな場所を訪れ撮影してきた写真本は2022年までに15冊出版。
NADiff a / p / a / r / t
コンテンポラリーアート、フォトに関する国内外の書籍を中心に、アートグッズやマルチプルなども取り扱うブックショップ。インストアで行うイベントや、併設のNADiff Galleryでの企画展開催など、商品の販売に留まらない情報発信を様々な取り組みで行う。