NYのクリエイターたちとのコラボレーション。ティファニーが新ブランドキャンペーンにビヨンセとジェイ・Zを起用
ティファニーは、米音楽界のパワーカップルとして知られるビヨンセとジェイ・Zを起用した、現代の愛を称える新ブランドキャンペーンを発表。1837年の創業以来、真実の愛のシンボルとして、世界中で素晴らしいラブストーリーを彩ってきたティファニー。「ABOUT LOVE」は、ブランドの新たなクリエイティブディレクションのもと制作されたキャンペーンであり、カーターズとティファニーがビジョンを共有することにより実現した特別なコラボレーションとなる。
カーターズの二人がそろってキャンペーンに起用されたのは今回が初めて。「ABOUT LOVE」は、人の繋がりと儚さを追求しており、ジャン=ミシェル・バスキアの作品「Equals Pi(1982年)」を背景に、アイコニックな「ティファニー ダイヤモンド」 に照らされて、カーターズのラブストーリーが展開される。今回のキャンペーンは、ティファニーが所有するアート作品をはじめて公の場で発表するもので、ニューヨークのクリエイターたちとのコラボレーションという長年続けてきたティファニーの伝統を引き継いでいる。新たなブランドアイデンティティを掲げ、時を超えた愛の美しさとその多様な側面を表現すると同時に、現代の愛のあり方について新たなビジョンを提示する。
愛とはダイヤモンド。それはジュエリーやアートをさらに輝かせる。
-ザ・カーターズ
ティファニー史上初めてブランドキャンペーンで着用される「ティファニーダイヤモンド」は、総重量128.54カラット、ファセット数は82面を誇る。「ABOUT LOVE」の中でビヨンセが着用しているイエローダイヤモンドは、19世紀に発見されたジェムストーンの中で最も希少性の高い宝石のひとつとされている。1877年に南アフリカの鉱山で発見されたこのダイヤモンドの原石を、その翌年に創業者チャールズ・ルイス・ティファニーが購入したことで、ダイヤモンドの権威としてのブランドの名声が確固たるものとなった。
「ABOUT LOVE」には、ジャン・シュランバージェやティファニー T コレクションなど、ブランドのアイコンジュエリーが随所に散りばめられている。たとえば、ジェイ・Zが着用しているカフリンクスは、ジャン・シュランバージェによる名作「バード オン ア ロック」ブローチを再構築しデザインされた唯一無二のクリエイション。1960~70年代にかけて上流階級に人気を博したジュエリーデザイナー、ジャン・シュランバージェのユニークなデザインが、偉大なるこの二人に受け継がれている。
また、著名な映画監督であるエマニュエル・アジェイにより、往年の名曲「ムーン・リバー」をテーマソングとする映像作品も制作された。1961年に公開された映画「ティファニーで朝食を」の主題歌として広く知られるこの名曲をビヨンセがアレンジを加えて歌い、その様子をジェイ・Zがスーパー8カメラで撮影している。撮影の舞台となっているロスのオルム・ハウスでは、バスキアによる「Equals Pi」が、ストーリーの中でティファニー ブルーを彷彿とさせる作品として再び登場する。
本キャンペーンは、ティファニーが続ける社会的マイノリティへの支援の一環でもある。カーターズとパートナーシップを組み、ティファニーはHistorically Black Colleges and Universities (HBCU) の奨学金およびインターンシップ プログラムに200万米ドルの支援を約束するプロジェクトについて、詳細の発表を予定している。また、本キャンペーンは、9月にティファニー公式サイトでの公開を予定しており、2021年末には、著名な映像作家であるDikayl RimmaschとDerek Miltonが制作した作品を公開する予定。