水の揺らぎと呼吸の律動を重ね合わせながら、生命の内側に存在する見えない流れを描く

AIO(大塚愛)による個展「呼吸のワルツ」が、ホワイトストーンギャラリー銀座新館で2026年10月9日(金)から10月31日(土)まで開催される。大塚はシンガーソングライターとしての活動にとどまらず、絵画や書など多様な表現領域へと活動の幅を広げている。本展では約半数が新作となる作品群が紹介される。

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深海に宙

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追憶

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溶ける太陽

アーティスト・ステートメント

私たちは生まれた瞬間から、水とともに呼吸している。
人体の多くは水で構成され、その内側では絶えず流れが巡っている。血液が流れ、細胞が満ち引きを繰り返し、呼吸によって取り込まれた空気は波のように身体を満たしていく。
呼吸は、身体の内側を吹き抜ける風である。

目には見えないその風は、体内の水を揺らし、静かな波紋を生み出す。その揺らぎは心拍と重なり、感情と共鳴しながら、生命のリズムを奏でている。
呼吸はまるでワルツのように、寄せては返す波のリズムを刻む。
そこには生命だけが持つ微細なゆらぎが存在している。

私にとって水は、幼い頃から自由の象徴だった。
水の中では輪郭が曖昧になり、重力から解放される。人であることさえ忘れ、自然界の一部になる。その感覚は今も変わらず、呼吸とともに身体の奥で静かに続いている。

本展「呼吸のワルツ」では、水の揺らぎと呼吸の律動を重ね合わせながら、生命の内側に存在する見えない流れを描いた。
安らぎとは静止ではなく、絶えず巡り続けることなのかもしれない。
風が通り、水が揺れ、生命が巡る。

その穏やかな循環の中に宿る生命の力と、静かな歓びを感じていただければ幸いである。

AIO

AIO(大塚愛)

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2003年、シンガーソングライターとしてデビュー。一人で何役も演じるかのほうに多彩な楽曲を生み出し音楽活動を続けている。音楽と並行し絵本やイラストの制作・発表を行い、芸術をより立体的にとらえるべく2020年より本格的に油絵を始めた。

作品制作の原動力はあふれるイメージの中にあるが、その根底には「水」が大きくかかわっている。身体の内外に存在する水に着目しつつ心の奥深くから湧き上がる映像の断片を作品へと昇華させている。

AIO(大塚愛)個展「呼吸のワルツ」開催概要

会期2026年10月9日(金)~10月31日(土)
時間11:00~19:00
会場ホワイトストーンギャラリー銀座新館
URLhttps://tinyurl.com/yc86vspv