空(くう)をたぐるような私たちの行いを考える
写真家 柏田テツヲ個展「Pulling the Void(空(くう)をたぐる)」が「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」において、京都・両足院を会場に4月13日(土)から5月12日(日)まで開催される。2016年より本写真祭に協賛するシャンパーニュメゾン ルイナールは、2021年に「Ruinart Japan Award」を創設。本アワードはKYOTOGRAPHIEの参加者を対象に選出、受賞者はルイナールが運営するアート・レジデンシー・プログラムに招聘され、ランスにあるルイナール・メゾンに滞在し、その体験を基に新しい作品シリーズを制作できる。柏田は「Ruinart Japan Award 2023」の受賞者であり、本展はプログラムで滞在制作した作品の展示となる。
柏田は2023年秋にルイナール・メゾンにアーティスト・イン・レジデンスとして10日間滞在。現地で職人たちと交流したり、ブドウ畑やルイナールが再生を試みる森と対峙するなかで、1~2度の気温変化でブドウの糖度が変わりシャンパーニュ造りに大きな影響を与えることを知り、いかに地球温暖化が自然環境に影響を与えているかを目の当たりにした。そんななか、畑を歩いていた時にひっかかった蜘蛛の巣にインスピレーションを受け、ほとんど目に見えないながらも存在するという点で、蜘蛛の巣と地球の温暖化に通ずるものを感じ、作品を制作した。
柏田テツヲ個展「Pulling the Void(空(くう)をたぐる)」開催概要
会期 | 2024年4月13日(土)〜5月12日(日) |
時間 | 10:00~17:00 |
会場 | 両足院 |
URL | https://tinyurl.com/2cebukxk |