天童木工とA BATHING APE®︎のライフスタイルレーベル BAPE® HOME が初のジョイントワークである3タイプのチェアを発表
1940年に山形県天童市で産声を上げ、皇室を始め数多くの企業や官公庁、一流ホテルなどでも使用される日本が世界に誇る家具メーカー天童木工。その天童木工とA BATHING APE®︎のライフスタイルレーベル BAPE® HOME が初つなるジョイントワークをした。今回発売されるのは低座イス、ロッキングチェア、スポークチェアのプロダクト。
モノ作りを一切妥協しない職人たちのこだわりを詰め込んだプロダクトに、BAPE®のシグネチャーであるABC CAMOのグリーンを施し、ポップ過ぎず和のテイストにも調和するデザインに仕上がり。コラボレーションを記念し、両者のダブルネームが記されたタグも付属されファン必見のデザインとなっている。受注受付は2022年1月28日(金)よりBAPE.COMにて開始される。
BAPE® X TENDO ABC CAMO TEIZA-ISU
20世紀の日本建築界を代表する建築家・坂倉準三の設計した空間に向けて、坂倉準三建築研究所の所員がデザインした名作。“和室での暮らしに溶け込み、ゆったりくつろげるイスが欲しい。”そんな要望を叶える和洋を問わず暮らしに溶け込むジャパニーズモダンを体現したかのようなデザイン。「低座イス」の名の通り、29cmと低く作られた座面はあぐらをかいたり足を投げ出して座ることができる。和室はもちろん、フローリングにも良く似合うデザイン。
坂倉準三
1901年岐阜県羽島郡生まれ。渡仏しル・コルビュジエに師事した後、坂倉準三建築研究所を設立(現 坂倉建築研究所)。1941年シャルロット・ペリアンと共に「選択・伝統・創造」展を開催。グッドデザイン賞 初代選定委員長、ミラノトリエンナーレ日本室展示。
BAPE® X TENDO ABC CAMO ROCKING CHAIR
天童木工のインハウスデザイナーであった菅澤光政によってデザインされた。入社以来多くのデザイナーと組んでメーカーの立場からその実現を支えた人物で、このロッキングチェアにも彼の成形合板のノウハウが存分に発揮されている。彫刻家のイサム・ノグチ氏がアトリエで愛用していたことでも知られ、身体のラインに沿ったフォルムと分割されたシートクッションが全身の緊張を解き、自然な揺れと共に癒しのひとときをもたらす。
菅澤光政
1940年東京都生まれ。1963年千葉大学工業短期大学部卒業後、天童木工入社。1966年には、デンマーク国立技術研究所で研修を受ける。天童木工では長年開発部に所属し、建築家、デザイナーらの仕事を技術面からサポートする一方で、インハウスデザイナーとして数々の製品を生み出した。1996年「国井喜太郎産業工芸賞」を受賞。
BAPE® X TENDO ABC CAMO SPOKE CHAIR
豊口克平がデザイナーとしての円熟期を迎えたころにデザインされた。伝統にモダンを取り入れ日本の生活習慣に合うように設計され、まるで日本の暮らしを形にしたかのようなリラックスチェア。ゆったりとあぐらをかいたり足を投げ出して座ることもでき、姿勢を限定しない。座面の裏側はエンドレス成形によって作られ、熟練の技で継ぎ目の無い楕円形の成形を可能にする天童木工ならではの技術。
豊口克平
1905年秋田県生まれ。1928年東京工芸学校卒業。1933年より仙台の商工省工芸指導所に勤務。日本人が座るイスづくりに尽力し、人間工学的実験を数多く行った。粉雪の中に座っては跡を残し、座った姿勢における人体曲面を剣持 勇らと研究したと語り継がれている。1959年豊口デザイン研究室解説。1976年勲三等瑞宝章受章、国井喜太郎特別賞受賞。1991年第一回デザイン功労賞受賞。
天童木工について
1940年創業の家具メーカー。1947年、成形合板家具の研究に着手。薄い板を重ね合わせ、型に入れて自由な形をつくる「成形合板」技術を日本でいち早く実用化したことでも知られている。その技術力が生む耐久性や信頼性から、政府機関や公共施設などにも多数納められ、建築家や設計事務所からの支持も厚い。技術力と革新性から2015年の「第6回 ものづくり日本大賞(製品・技術開発部門」で内閣総理大臣賞を受賞している。
A BATHING APE®️
東京に拠点を構え、日本発信のトレンドを提案。1993年のブランド設立以来、ストリートファッションのシンボルであり続け、28年にわたってシーンを牽引。現在はメンズ、レディース、キッズとラインを拡充させ、日本国内およびアメリカ、イギリス、フランス、中国、 更にアジア諸国に店舗を展開し世界中の幅広い層からの高い支持を獲得している。