BIOCERAMIC MOONSWATCHコレクションと宇宙にインスパイアされた2つのアート作品
アートとアーティストが世界をより良くするというSWATCHの基本的な信条をバネにして、この最新のコラボレーションでは新たな一章が開かれ、MOONSWATCHの宇宙にインスパイアされた最初のアートプロジェクトが実現されている。SWATCHは常識を打ち破るこの革新的なアーティストとともに、最初のランド・アート・プロジェクトを開始することができ、誇りに思っていると発表した。
新しいランド・アート運動のパイオニア、SAYPEとのコラボレーションから誕生したエフェメラル・アートの2作品。不思議なものに感動し、宇宙の神秘への好奇心を持ち、宇宙旅行、そして空を夢見る子供たちを主人公にした絵を、息をのむようなケニアのランドスケープをキャンバスとして描いている。少女像は7,200平米、少年像は6,000平米となる巨大な作品が生まれた。上から眺めると、2つの像が向き合い、まるでつながっているかのようで、作品「HIS BRIGHT DREAM」(少年の明るい夢)に描かれている少年は無垢な態度で、夢見る心を持っていて、一方、「HER BOLD DREAM」(少女の大胆な夢)の少女は自分を取り囲む宇宙に対して、興味を持っている。
このユニークなインスタレーション作品の制作に、SAYPEは100%環境にやさしい塗料を使用。これにより、巨大なフレスコ画を直接地面に描くことが可能となった。SAYPEは地元ケニアの人たちも含めたチーム10人とともに、600KGの塗料、そしてヨーロッパから取り寄せた道具を使って、絵画を制作した。フレスコ画は風雨にさらされて消えていく仕組みになっているが、ドローンで見事な写真は永遠に残る。
SAYPE(サイープ)
独学の現代アーティスト。環境に配慮した塗料を使って、芝の上に巨大な絵を創作するランド・アートの先駆者として有名。ランド・アートを始める前には元々、グラフィティを描くアーティストだったSAYPE(サイープ)は、このランド・アートを通じて「自然にインパクトを与えずに、人々にインパクトを与える」ことを目指す。そのため、彼はすべてのインスタレーション作品に、自分で開発した100% 生分解性の塗料を使用している。主にチョークと木炭を使用し、最高で5種類の色合いのグレーを作って各絵画作品を制作するため、作品は風雨にさらされると最後には消えていく仕組みになっている。2019年には、FORBES誌からアートと文化のランキング・ベスト30 の30位に選ばれている。