建築空間との共鳴を体感する「池田亮司展」が弘前れんが倉庫美術館にて開催

青森県・弘前れんが倉庫美術館にて、2022年4月16日(土)から8月28日(日)まで、2022年度春夏プログラム「池田亮司展」が開催される。100年前に酒造工場として建造され美術館へと生まれ変わった特殊な建築空間と、国際的なアーティスト 池田亮司のダイナミックな作品が共鳴/共振するサイトスペシフィックな没入型の展覧会となる。adf-web-magazine-ryoji-ikeda-hirosaki-moca-1

フランス、パリと京都を拠点に国際的に活躍するアーティスト/作曲家である池田亮司氏(1966-)は、テクノロジーを駆使し、光や音を用いて鑑賞者の感覚を揺さぶる没入型の作品を数多く発表してきた。今回の展示では、高さ15メートルの吹き抜けの大空間にプロジェクションを行うほか、新作を含む近年の活動を展観する。

高さ15メートルの大空間への大型プロジェクション

2021年にアート・バーゼルで公開された作品《data-verse 3》を日本で初めて展示。近年の池田作品の集大成とも言える本作を、美術館の建築の中で最も特徴的な吹き抜けの大空間にプロジェクションする。adf-web-magazine-ryoji-ikeda-hirosaki-moca-2

美術館の建築空間と共鳴する作品を視覚・聴覚で体験

鉄骨構造やコールタールの黒い壁など、明治・大正期に建設され倉庫として使用された時代の趣が残された美術館の建築の特性を最大限に生かすように作品を展開。実際に訪れることでしか味わうことができない「サイト・スペシフィック」な作品体験が楽しめる。adf-web-magazine-ryoji-ikeda-hirosaki-moca-4

日本初公開の作品を含む多様な新作・近作

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レーザーによる作品「exp」や、床面へのプロジェクション作品など、様々な手法を用いた新作・近作を紹介。鑑賞者の感覚の拡張を試みる多様な作品群をとおして、国際的に活躍する池田の近年の活動を展望することができる貴重な機会となる。

「池田亮司展」開催概要

会期2022年4月16日(土)~2022年8月28日(日)
会場弘前れんが倉庫美術館
時間午前9時~午後5時
休館日

火曜日(祝日の場合は翌日に振替)※4月26日(火)、5月3日(火)および8月2日(火)は開館

観覧料

一般:1,300円、大学生・専門学校生:1,000円