「内藤礼 うつしあう創造」展
金沢21世紀美術館は、空間と対話しながら自然のエレメントや繊細なモチーフを組み合わせ、またカンヴァス上に淡い色彩を重ねることで、根源的な生の光景を出現させてきたアーティスト「内藤礼 うつしあう創造」展を2020年6月27日(土) から8月23日(日)まで開催する。新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から「内藤礼 うつしあう創造」の開幕を延期していたが、6月27日(土)より開催。
本展では、『「人(わたし)が作る」を超えること』を問い続けてきた作家が、はじめて「創造」と向き合う。人と自然、わたしとあなた、生と死、内と外、そして人と作品のあいだに生じる移し、写し、映し、遷し。「うつしあう」両者のあいだに顕われる生気、慈悲、それらとの一体感のうちに、生へと向かおうとする「創造」の瞬間が見出される。
アーティスト 内藤礼
美術家。1961年広島県生まれ、東京在住。1985年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。1991年、佐賀町エキジビット・スペースで発表した「地上にひとつの場所を」で注目を集め、1997年には第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の日本館にて同作品を展示。主な個展に「みごとに晴れて訪れるを待て」(国立国際美術館、大阪、1995年)、「Being Called」(フランクフルト近代美術館企画、カルメル会修道院、フランクフルト、1997年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」(神奈川県立近代美術館 鎌倉、2009年)、「信の感情」(東京都庭園美術館、2014年)、「émotions de croire(信の感情)」(パリ日本文化会館、2017年)、「Two Lives」(テルアビブ美術館、2017年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2018年)。パーマネント作品に《このことを》家プロジェクト「きんざ」(ベネッセアートサイト直島、2001年)、《母型》(豊島美術館、2010年)。
「内藤礼 うつしあう創造」展
展示会名 | 内藤礼 うつしあう創造 |
期間 | 2020年6月27日(土) 〜2020年8月23日(日) |
会場 | 金沢21世紀美術館 |
休館日 | 月曜日(ただし5月4日、8月10日は開場)、5月7日(木)、8月11日(火) |
料金 | 観覧券[日時指定入場制] 一般=1,600円(2,000円) 大学生=1,100円(1,400円) 小中高生=600円(700円) 65歳以上の方=1,600円(1,600円) ※( )内は当日券料金 ※日時指定入場制。団体鑑賞予約対象外 |