ピッツバーグ大学Japan Documentary Film Award 2022、東京ドキュメンタリー映画祭2022、ニッポンコネクション2023などに選出
映画作家・アーティスト山岡瑞子のドキュメンタリー映画「Maelstrom マエルストロム」が2024年5月10日よりアップリンク吉祥寺で凱旋上映することが決定した。本作は山岡が自らに向き合い5年半をかけて制作したドキュメンタリー作品。昨年12月には横浜での映画上映とアート作品のエキシビジョンが開催され、好評のうちに終了。2023年第97回キネマ旬報ベスト・テンでは文化映画部門で5位にも選出されている。2002年、NYの美大を卒業してすぐ交通事故で脊髄損傷により下半身付随となる大怪我を負い、突然それまでの日常を失った山岡瑞子監督。事故の当事者になった山岡は、変わってしまった日常の記録を始め、5年半をかけて本作を完成。大混乱(マエルストロム)の中、自身を見つめ再生していく姿を綴った“魂のセルフ・ポートレート”である。
留学先の事故で突然身障者になった女性(監督)の生きる闘い20年の体験記録。大混乱(題名)の中で毅然と生きる姿に圧倒される。
映画評論家 松本侑壬子(キネマ旬報選評)
山岡瑞子プロフィール
映画作家 /ア-ティスト。東京生まれ。1998年渡米。2002年Pratt Institute(NY)卒業直後、事故に遭い帰国。中途障害者・帰国者の立場からの制作方法を模索する。2016年、バルセロナで初短編ドキュメンタリー制作。BankART AIR2021への参加を経て、初長編ドキュメンタリー映画『Maelstromマエルストロム』(2022)完成。米国ピッツバーグ大学Japan Documentary Film Award 2022グランプリ受賞。その他、ドイツ・フランクフルトで開催された第23回ニッポン・コネクション、オーストリア・ウィーンで開催されたJapannual 2023など、国内外での映画祭で上映され、横浜で初めての劇場公開を実現させる。2023年度ACYアーティスト・フェロー。
「Maelstrom マエルストロム」概要
監督・撮影・編集・ナレーション | 山岡 瑞子 |
配給 | ムービー・アクト・プロジェクト |
作品 | 2022年 / カラー / HD / 日本 / 79分 |
劇場 | アップリンク吉祥寺 |
URL | https://maelstromfilm.com |