築200余年の旧長谷川邸で建築 工芸 アート 禅を融合し日本文化を未来へ継承

フィードが推進する「THE TIMELESS CONDOMINIUM」の第1弾「THE SILENCE - Furnished by ARMANI / CASA」で、意匠、彫刻、工芸、マインドフルネスを担う「彩の匠」が発表された。舞台は、日本最古の花街として知られる京都・上七軒に位置する築200余年のお茶屋「旧長谷川邸」。デザインスーパーバイザーを務める建築家・隈研吾をはじめ、金剛組、中村外二工務店、御庭植治らが建築、茶室、庭園を担当し、家具とアクセサリーにはARMANI / CASAを採用する。adf-web-magazine-the-silence-6

新たに大仏師・江里康慧、截金師・江里朋子、箔工芸作家・裕人礫翔、禅僧・伊藤東凌らが加わり、歴史的建築を建築、庭園、茶、彫刻、工芸が融合する文化資産として再構築する。

築200余年の旧長谷川邸を未来へ継承

「THE SILENCE - Furnished by ARMANI / CASA」は、京都特有の「鰻の寝床」の構成や数寄屋造りの繊細な意匠、お茶屋文化に根ざした空間性を残す旧長谷川邸を舞台とするプロジェクト。単なる保存を目的とするのではなく、建築、庭園、茶、意匠、彫刻、工芸の各分野を代表する職人や表現者が歴史を読み解き、現代の感性と技術によって再興する。フィードは、建築の基盤を担うメンバーを「礎の匠」、空間に芸術性を加えるメンバーを「彩の匠」と位置づけている。

江里康慧と江里朋子が手がける伎芸天

邸宅のエントランスには、大仏師・江里康慧による彫刻尊像《伎芸天》が設置される。芸能や芸術を司る伎芸天を、芸事文化が育まれてきた北野・上七軒を象徴する存在として制作する。その厨子の背面や扉の内側には、截金師・江里朋子が截金装飾を施す。截金は金、銀、プラチナなどの箔を細く裁断し、貼り重ねながら文様を描く伝統技法。父である江里康慧の彫刻と呼応しながら、繊細な光の表現を空間に加える。adf-web-magazine-the-silence-2

adf-web-magazine-the-silence-3日本刀と箔工芸が伝える上七軒の物語

大広間の床の間には《和泉守兼定》を設置する。新選組・土方歳三の愛刀を手がけた刀工が同時代に鍛刀したとされる日本刀で、上七軒に伝わる土方歳三と舞妓・君鶴の物語とも結びつけられている。アートディレクションを担うのは、箔工芸作家・伝統工芸士の裕人礫翔。君鶴をイメージした屏風をはじめ、日本の伝統的な箔工芸と現代アートを融合させた作品によって、邸宅全体の芸術的な構成を手がける。adf-web-magazine-the-silence-8

adf-web-magazine-the-silence-4禅とマインドフルネスを住空間へ

建仁寺派両足院副住職で禅僧の伊藤東凌は、マインドフルネススーパーバイザーとして参画する。「時」と「五感」をテーマにしたプログラムを監修し、空間、しつらえ、色彩、質感と人との関係を禅の思想から捉える。裕人礫翔が生み出す「陰翳」と伊藤東凌が扱う「気配」を重ねることで、視覚的な装飾だけではなく、身体感覚や精神性を含む空間体験の構築を目指している。adf-web-magazine-the-silence-5

日本文化を邸宅という総合芸術へ

「THE TIMELESS CONDOMINIUM」は、日本各地の歴史や文化を宿す建築を次世代へ継承し、日本の美意識を文化資産として世界へ発信することを目的としている。「THE SILENCE - Furnished by ARMANI / CASA」では、建築家・隈研吾によるデザイン監修のもと、堂宮大工の金剛組、茶室施工の中村外二工務店、作庭家の御庭植治、ARMANI / CASAに加え、彫刻、截金、箔工芸、禅といった異なる分野を統合する。築200余年の歴史を持つ京都の邸宅を、保存対象としてではなく、次の時代へ継承される総合芸術として再構築する試みとなる。adf-web-magazine-the-silence-1

フィード

2007年に美容分野に従事した会社として設立し、2011年の東日本大震災を契機に不動産事業へ業態転換。首都圏のシングル層に向けた実需用コンパクトマンションの需要を開拓した後、「コンセプトブランディングデベロッパー」という言葉を標榜し、世界的ブランドとの連携によるマンション開発を次々と実現。10年間で累計2000戸を超える分譲マンションを販売した実績を持ち、日本市場における「ブランデッドレジデンス」の先駆的企業として日々邁進している。