緊急自然保護課題へのユニークなアプローチ
ケリー・ヌネスはエイジ・オブ・ユニオンの創設者ダックス・ダシルバが10年にわたり制作を依頼した5つの作品シリーズ「The Celestial Cycle」(アース・ルーム、サン・ルーム、ムーン・ルーム、グレイシャー・ケイブ、ブラックホール・ルーム)を発表する。彼の作品は、自然が持つ最も存在感のある力(癒しの力)を通して、自然保護の必要性を体現している。
これらの作品は自然への畏敬の念を育み、気候変動に対する行動を喚起することを目的としている。「それぞれの空間は環境と私たちの関係を見直すよう促し、自然の本質的な価値を解き放つことで、保全行動への呼びかけのきっかけとなる。」とダシルバが言うように、各作品の間を移動することで、来場者はエイジ・オブ・ユニオンのミッションに不可欠な環境保護・保全活動を思い描くことになる。
氷河洞窟
氷河が割れて解け、その中にいるような感覚をポストコンシューマープラスチック、反応するライト、サウンドトラックで表現している。氷の構造物の古代の神秘的な特質が地球温暖化の象徴と絡み合っている。
アース・ルーム
ストレスホルモンを低下させ、不安症状を和らげることが証明されているアイソクロニック・トーンの空間化されたサウンドによって、補完された生きた植物園とポストコンシューマーの構造物が来場者を地球上の生き物のポーズに没頭させる。
月の部屋
宇宙のシンボルである月を直径4フィートの球体に回転投影することで、新たな視点で畏敬や畏怖の念を感じることができる。
サンルーム
アダム・フンメルとのコラボレーションによるこの部屋は、ヒーリングと瞑想のための機能的な部屋であり、ランプと治療用の432ヘルツにチューニングされたサウンドトラックとともに、変調する光の周波数の彫刻が置かれている。
ブラックホール・ルーム
ブラックホールの物理学とブラックホールが集合意識に与える深い超越的効果から導き出されたマルチモーダルなプロジェクションは、音声入力とボディ・トラッキングによって駆動されるジェネレイティブ・ビデオ・コンテンツをサポートしている。
ケリー・ヌネス
ケリー・ヌネスは作曲と舞台美術の経歴を持つクリエイティブ・ディレクターであるとともに、様々な分野にまたがるアーティストでもある。トロントに生まれ、モントリオールを拠点にモーメント・ファクトリーやDaily tous les joursのディレクターとして活躍している。
エイジ・オブ・ユニオン
エイジ・オブ・ユニオン(Age of Union)は、技術リーダーで環境活動家のダックス・ダシルバによって2021年に設立された非営利の環境アライアンス。地球の絶滅の危機に瀕した種と生態系を保護するために現場で活動するチェンジメーカーのグローバル・コミュニティを支援している。