「テート美術館 ― YBA&BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展にあわせ、アオイシモンと皆藤齋の個展を2期にわたり開催
京都市京セラ美術館では「テート美術館 ― YBA&BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展の関連企画として、2026年7月25日から8月30日まで、展覧会「from YBA to YJA」を開催する。会場では、アーティストアオイシモンと皆藤齋による個展を2期に分けて展開し、日本の若い世代による多様な表現を紹介する。本企画は、1990年代の英国美術を代表する「YBA(Young British Artists)」が切り開いた自由な表現精神を、日本のサブカルチャーやインターネット文化を背景に活動する若手アーティストへと接続する試みである。
YBAの精神を現代日本の表現へとつなぐ企画展
YBAは既存の美術制度や価値観を問い直し、大衆文化や個人的な物語、社会構造をテーマに作品を発表したアーティストたちの総称として知られる。「from YBA to YJA」では、その思想を1990年代英国という時代背景に限定するのではなく、現代日本で活動する若い世代のアーティストへと読み替え、新たな視点から紹介する。
アオイシモンが描く「エイリアンちゃん」の世界
第1期では、福岡を拠点に活動するアオイシモンによる個展「COMIC WORLD」を開催する。代表的なキャラクター「エイリアンちゃん」は、人種や性別、国籍といった属性を持たない存在として生み出された。社会の中で「異質」とされる存在をポジティブに描きながら、多様性や個人の在り方を問いかける。作品には漫画やストリートカルチャー、キャラクター文化などの要素が融合し、現代のポップカルチャーを背景とした独自の世界観を展開している。


皆藤齋が描く身体と欲望の私的神話
第2期では東京を拠点に活動する皆藤齋による個展「翅の座標、毛の格子」を開催する。皆藤は、毛に覆われた人物像や全身をスーツで覆った存在を描くことで、人間の内面や社会との関係性を考察してきた。神話や博物館資料など、人類が積み重ねてきた「意味のシステム」を参照しながら、自身の経験や心理を私的神話として再構築し、身体、孤独、欲望、他者との関係を絵画として表現している。


「テート美術館 ― YBA&BEYOND」とあわせて楽しめる展覧会
本展は京都市京セラ美術館で開催中の「テート美術館 ― YBA&BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展の関連企画として実施される。英国現代美術に大きな影響を与えたYBAと、日本の若手アーティストによる現在進行形の表現をあわせて鑑賞することで、時代や地域を超えて受け継がれる創造性や表現の可能性を体感できる機会となる。
アオイシモン プロフィール
アオイシモンは福岡を拠点に活動するアーティスト。漫画家を志した経験を背景に、人種や性別を持たないキャラクター「エイリアンちゃん」を中心とした作品を制作している。漫画、キャラクターカルチャー、ストリートアートを横断する表現を通じ、多様性や個人の存在について問いかける。
皆藤齋 プロフィール
皆藤齋は1993年北海道札幌市生まれ。京都市立芸術大学大学院修了後、東京を拠点に活動するアーティスト。身体や欲望、孤独、人間関係をテーマに、神話や歴史的なイメージを取り込みながら独自の絵画表現を展開し、国内外で作品を発表している。
「from YBA to YJA」開催概要
| Vol.01 アオイシモン「COMIC WORLD」 | 2026年7月25日(土)から8月9日(日)まで |
| Vol.02 皆藤齋「翅の座標、毛の格子」 | 2026年8月13日(木)から8月30日(日)まで |
| 時間 | 10:00〜18:00 |
| URL | https://www.ybabeyond.jp/ |

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