多様な「空」の表情と出会う体験

AKI INOMATA・小笠原美環二人展「Beneath the Same Sky / 同じ空の下に」がMAHO KUBOTA GALLERYで2025年6月27日(金)から7月26日(土)まで開催中。東京とハンブルクを拠点とする二人のアーティストによる、それぞれの視点から「空」を主題に制作した作品が展示される。

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AKI INOMATA "I Remember That sky”
2024, Digital type c-print, stereoscope, 4K video  
Photo: Hayato Wakabayashi

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Miwa Ogasawara "infinite” 2022 Oil on canvas Photo: Kim Kyoungtae

人間以外の生き物たちの営みに内在する創造性と知性に注目し、それらとの協働をとおして作品化する活動を続けているAKI INOMATA。近年は、生物にとどまらず、地球環境や自然の変化といった、より広大なスケールを主題に据え、私たちの住む世界そのものを捉えようとする作品を展開している。一方、30年にわたりハンブルクの澄んだ光のアトリエで、グレートーンを基調とした油彩作品を描いてきた小笠原美環。季節の移ろい、人生の輝く刹那、あるいは内面の深い思索の時間といった、人間存在の本質や知性、哲学的な問いかけに向けられている。本展では、二人の作品群による、初夏から本格的な夏へと移ろうこの季節に多様な「空」の表情と出会う体験が楽しめる。

AKI INOMATA

2008 年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。近年の展覧会に、「バンコク・アート・ビエンナーレ2024」(BACC、2024)、「六本木クロッシング2022展」(森美術館、2022)、「国際芸術祭 あいち2022」(岡家、2022)、「Broken Nature」(MoMA、2020)、「第22回ミラノ・トリエンナーレ」(トリエンナーレデザイン美術館、2019)、「タイランド・ビエンナーレ 2018」(クラビ市内、2018)、「AKI INOMATA, Why Not Hand Over a “Shelter” to Hermit Crabs ?」(ナント美術館、2018)ほか国内外の展覧会に多数参加。2017 年、ACC の招聘でニューヨークに滞在。

小笠原美環

1973年京都生まれ、1991年よりハンブルグ在住。ハンブルグ芸術大学にてノベルト・シュワンコウスキーやヴァーナー・ブットナーに師事。ブルーグレーを基調としたモノトーンの油彩で日常の静謐な光景を表現する。近年の主な展覧会に「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」(広島市現代美術館、熊本市現代美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、2024-25 巡回)、「Himmmel」(MAHO KUBOTA GALLERY、2023)、「A Room of One’s Own」(Yu-Hsiu Museum of Art、台湾、2022)。作品はポンピドゥーセンター(フランス)、ドイツ連邦共和国現代美術コレクション、アラリオ美術館(韓国)、Yu-Hsiu 美術館(台湾)など、各国の美術館で収蔵されている。

AKI INOMATA・小笠原美環二人展「Beneath the Same Sky / 同じ空の下に」開催概要

会期2025年6月27日(金)~7月26日(土)
時間12:00~19:00(日・月・祝日休廊)
会場MAHO KUBOTA GALLERY
URLhttps://tinyurl.com/2hv2menb