ドイツ人アーティストのヴォルフガング・ティルマンスによる「Moments of life」展と延期されていたアルベルト・ジャコメッティの展覧会がそれぞれ開催

エスパス ルイ・ヴィトン東京にて、ドイツ人アーティストのヴォルフガング・ティルマンスによる「Moments of life」展を2023年2月2日から6月11日まで開催。フォンダシオンが2007年以降迎え入れた作品コレクションから厳選した作品が展示される。また、エスパス ルイ・ヴィトン大阪では、延期されていた芸術家アルベルト・ジャコメッティの展覧会の開催が改めて決定し、2023年2月23日から6月25日まで開催する。

Wolfgang Tillmans, Flatsedge, 2019

Wolfgang Tillmans, Flatsedge, 2019

ヴォルフガング・ティルマンス「Moments of life」展

  • ­会場:ルイ・ヴィトン 表参道ビル 7F­
  • 会期:2023年2月2日から6月11日まで
  • 時間:11:00-19:00
  • 事前予約:こちら (1月26日(木)より予約受付開始)

1980年代後半以降、ヴォルフガング・ティルマンスは写真やイメージの創造の境界線を拡張する作品群を展開。ティルマンスの写真作品はさまざまながサイズやカラーがある。時には超大判、モノクロ、カラー、そして屋内外で撮影され壁に貼り付けたり額装されたりと多岐なスタイルにわたる。肖像画、静物画、風景画といった伝統的なジャンルに立ち戻りつつ、コピー機での拡大印刷や暗室での抽象表現など、写真印刷技術の実験も行っている。フォンダシオンは2007年以降ティルマンスの作品を迎え入れ続け、現在30点を超える作品を所蔵。今回の東京においては、コレクションから厳選した作品が展示される。

「アルベルト・ジャコメッティ」展

  • ­会場:ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋5F­
  • 会期:2023年2月23日から6月25日まで
  • 時間:12:00-20:00
  • 事前予約:こちら(2月16日(木)より予約受付開始)
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ALBERTO GIACOMETTI, GRANDE FEMME Il, 1960

エスパス ルイ・ヴィトン大阪における第3回目の展覧会となる本展では、フォンダシオンの所蔵コレクションからジャコメッティを象徴する下記7点の彫刻作品を展示する。これらの傑作には、スイスを代表する芸術家ジャコメッティの才能が写し取られている。

  • 《棒に支えられた頭部》 [Tête sur tige](1947年)
  • 《3人の歩く男たち》 [Trois hommes qui marchent](1948年)
  • 《ヴェネツィアの女III》[Femme de Venise III](1956年)
  • 《大きな女性立像 II》[Grande Femme II](1960年)
  • 《男の頭部》[Têtes d’homme](ロタール I )(Lotar I)、(ロタール II)(Lotar II)、(ロタール III)(Lotar III)(1964-1965年)

    両展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが主催する「Hors-les-mur(壁を越えて)」プログラムの一環として開催され、同プログラムは、東京、ミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪に設けられたエスパス ルイ・ヴィトンにおいてフォンダシオンの所蔵作品を展示する国際的なプロジェクトの開催を通じ、より多くの人々に作品に触れる機会を提供することを目指している。