AIとの会話から3Dモデルを自動生成 ワンストップで加工依頼が可能に
木材のクラウドプレカットサービス「EMARF」は、ChatGPTを活用し、会話から3Dモデルを生成することができるツール「EMARF AI(仮称)」の開発に着手した。CADやデザインのスキルがなくても、誰でも簡単かつ迅速にオリジナルのものづくりができるように開発を進め、正式リリースを目指す。この新しいツールにより、ユーザーは設計スキルがなくても、AIとチャットするだけで想像しているものを即時3Dモデル化することが可能となり、すでにEMARF AIによって生成された3DモデルをEMARFで加工依頼可能な段階まで開発が完了している。
本ツールの正式ローンチに向けて、デザインから制作までを一気通貫で行うVUILDが、これまで培ってきた接合部や構造強度などを含むノウハウをデータ解析しパタン化することで、AIで生成できるデザインのバリエーションを増やしていくほか、CADやデザインのスキルがなくても、誰でも簡単かつ迅速にオリジナルのものづくりができるように開発を進めていく。チャットから自動生成された3Dモデルは即座に図面化され、ボタン一つでEMARFで注文することが可能で、つくりたいもののイメージをAIに伝えるだけでデザインモデルが出来上がる。また、デザインの補助ツールとしても利用も可能となる。
ツールの特徴
AIとのテキスト会話で3Dモデルを自動で生成ー設計スキルがなくても理想のデザインをカタチに
欲しいもののイメージをAIにチャットで伝えるだけで、自動で3Dモデルを生成。その後、細かいサイズや形状に関する指示をテキスト入力すると、生成された3Dモデルのデザイン編集ができるため、思い描く理想のデザインに限りなく近づけることができる。
そのまま制作依頼が可能ー接合部や構造強度まで自動で設計され組み立てパーツが届く
自動生成された3Dモデルの中から気に入ったものをEMARFで加工依頼することができ、接合部や構造強度も自動で生成されるため、モノづくりが初めての方でも安心して制作することができる。制作金額の見積も自動で算出され、注文するとデジタル木材加工機「ShopBot」で加工された木パーツが1週間程度で届き、組み立てを楽しんでおこなうことができる。組み立てるだけの状態で手元に届けられる。
EMARFを利用して制作された作品例
※EMARF AIで制作された作品ではない
今後開発予定の機能
- 家具だけではなく空間を構成する建築部品を自動生成する機能
- 接合部や構造強度を自動生成する機能
- CNCルーター加工以外の、制作を自動生成する機能