熱海の魅力を再発見

2021年に熱海でスタートした「PROJECT ATAMI」では、「熱海の魅力をアートにより再発見」することを目的に、滞在制作型プロジェクトである「ATAMI ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組んでいる。「PROJECT ATAMI」の柱のひとつ、若手アーティストの制作活動支援を目的とした取組「ATAMI ART GRANT 2023」の参加作品、展示プラン公募を2023年4月3日(月)から5月7日(日)まで募集する。adf-web-magazine-atami-art-grant-2023

2023年は「巡 − Voyage ATAMI」をテーマに、熱海の街で熱海の魅力を独自の視点でみつけ、表現という形で出会わせてくれるアーティスト20組を公募。3年目となる今年は点から線へ、今まで以上に熱海市内様々な場所を多くの方に巡って観ていただける形を目指す。GRANT認定者には制作費・滞在費を支援するとともに、行政・企業・個人の協力のもと、2023年11月18日から12月17日まで、ACAO FORESTを含む熱海市内において広く展示を行う。

応募要項

募集人数

20組 ※年齢国籍制限なし

スケジュール
  • 2023年4月3日(月)応募開始 
  • 2023年5月7日(日)応募締切 
  • 2023年5月下旬 選考発表
  • 2023年6月〜8月 プラン内容精査、調整
  • 2023年8月〜11月上旬 制作期間
  • 2023年11月18日〜12月17日 展示期間
応募資格
  • PROJECT ATAMIの想いに賛同し、意欲的に関わってくださるアーティスト、クリエイター、キュレーターなどあらゆる表現者・企画者
  • 年齢・国籍・実績不問
  • 個人でのお申込みも、グループ、ユニットでのお申込みも可能
  • 自身の作品展示企画のみならず、キュレーション企画も募集
応募条件
  • 応募資格に当てはまり、応募に必要な情報を提供できること。
  • 2023年8月〜11月の間に熱海にて滞在制作が可能であること。
応募に必要なもの
  • 応募者情報
  • ポートフォリオや過去の作品データ
  • 実現したいアイデア、作品の詳細(800字以内)
  • 作品プランのスケッチ、参考作品画像など応募するアイデアのイメージ・世界観などがわかるもの
  • 参加動機(800字以内)
  • 制作費・滞在費支援のA・Bどちらを希望するか
制作費・滞在費支援
  • A:50万円(税込み)5組
  • B:20万円(税込み)15組
応募方法

ATAMI ART GRANT Webサイトにて応募フォームより応募。公募期間終了後、5月下旬ごろには結果を報告。8月以降で現地制作あるいは作品を送付していただき、11月の会期にあわせて発表。出展にあたっての規約等は、結果発表時に連絡予定。

審査員

襟川文恵 / 横浜美術館 ソーシャルリレーション担当リーダー

石油系商社、生命保険会社、婚礼装花企画会社、茶道家元事務局での勤務を経て、2005年から森美術館でディベロップメント業務を担当。同館の個人・法人のメンバーシップ運営に携わる。2013年から現職。ファンドレイジング、外部(個人・法人・団体)との連携事業企画などを展開するかたわら、町の文化インフラとして「人々の暮らしに必要な美術館」を目指して活動中。

來住尚彦  / アートプロデューサー、演出家

早稲田大学卒、(株)東京放送ホールディングス(TBS)入社。「赤坂BLITZ」「赤坂サカス」の企画立案。 2015年(一社)アート東京 設立。日本各地で「Art Fair Tokyo」をはじめ「artKYOTO」「art stage OSAKA」プロデュース。アートを軸に様々な事業を企画制作。テレビ番組や舞台、イベント、コンサート、音楽ソフトのプロデューサー、演出家として活動する他、地方自治体や行政機関のブランディング等を手がける。2021年はシンガポールに本社を置くArt Tokyo Global Pte Ltdを設立。 NFTアートを用いた映画製作を手掛ける。文化庁文化審議会文化経済部会委員、観光庁観光戦略有識者会議メンバー、名古屋芸術大学芸術学部 特別客員教授。

隈研吾 / 建築家、東京大学特別教授・名誉教授

1990年隈研吾建築都市設計事務所を設⽴。これまで30か国を超す国々で建築を設計し、(⽇本建築学会賞、フィンランドより国際⽊の建築賞、イタリアより国際⽯の建築賞、他)、国内外で様々な賞を受けている。その⼟地の環境、⽂化に溶け込む建築を⽬指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、⼯業化社会の後の建築のあり⽅を追求している。

施井泰平 / スタートバーン代表取締役 / アートビート代表取締役 / 東京大学生産技術研究所客員研究員

美術家、起業家。スタートバーン代表取締役、アートビート代表取締役、東京大学生産技術研究所客員研究員。2001年、多摩美術大学卒業後「インターネットの時代のアート」をテーマに美術制作を開始。2014年、東京大学大学院在学中にスタートバーンを起業し、アート作品の信頼性担保と価値継承を支えるインフラを提供。事業の中心である「Startrail」は、イーサリアム財団から公共性を評価されグラントを受ける。東京藝術大学非常勤講師、経済産業省「アートと経済社会を考える研究会」委員などを歴任。

中野善壽 / 東方文化支援財団 代表理事

1944年生まれ。伊勢丹、鈴屋を経て台湾企業3社の経営陣の一人として経営に携わる。その後、2011年寺田倉庫へ。2018年モンブラン国際文化賞受賞。1991年から台湾在住。2015年より中華民国(台湾)文化部国際政策諮問委員(顧問)現任。現在は、東方文化支援財団 代表理事、ACAO SPA & RESORT 代表取締役・CEO。著書に 「ぜんぶ、すてれば(ディスカバー21)」、「孤独からはじめよう(ダイヤモンド社)」 がある。

南條史生 / 美術評論家

慶應義塾大学経済学部、文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978-1986)等を経て 2002年より森美術館副館長、2006年11月より2019年12月末まで森美術館館長。過去にヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997)及び 台北ビエンナーレ(1998)コミッショナー、ターナープライズ審査委員(ロンドン・1998)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006、2008)アーティスティックディレクター、茨城県北芸術祭総合ディレクター(2016)、ホノルル・ビエンナーレ キュラトリアルディレクター(2017)等を歴任。近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」「アートを生きる」など。

三輪美恵 / JTB常務執行役員

東日本旅客鉄道入社、商業施設の開発・運営、新規事業、海外事業、品川大規模開発などの仕事に取り組む。2021年ATAMI ART GRANTと連携しJREモールにてアートの紹介と販売をスタート。2015年アトレ常務取締役成長戦略室長、2017年東日本旅客鉄道執行役員事業創造本部部門長、2022年6月よりJTB常務執行役員就任。地域交流とCX promotionを担当。

「PROJECT ATAMI」

熱海の魅力をアートにより再発見し、目にみえる形にすることで、それを体験し楽しんでもらうために生まれたプロジェクト。双方向の学び合い、自発的な発見があるようなできごとをつくる。また、五感で感じるリアルな体験が、記憶に残るようなプロジェクトになればと考えている。滞在制作型プロジェクトである「ATAMI ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組む。

「ATAMI ART GRANT 2023」開催概要

会期2023年11月18日(土)から12月17日(日)まで
会場候補地ACAO FOREST その他熱海市内(調整中)