丹青社が竹工芸家・四代田辺竹雲斎とともに「工芸×空間×テクノロジー」で次代の空間体験価値を創出
商業施設・⽂化施設などの空間づくりをおこなう丹⻘社は、⽵⼯芸家・四代⽥辺⽵雲斎のエージェント、夢⼯房と業務提携契約を締結し、「⼯芸」と「空間」の創造⼒・技術⼒とテクノロジーを融合した空間の新たな体験価値を⽣み出し、デジタル活⽤による次代の⼯芸の可能性を提⽰する共創プロジェクトを推進する。
丹⻘社は2019年5⽉より⽇本のアート・⼯芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」を運営し、⽇本の「⽂化の担い⼿」であるアーティスト・⼯芸家の活動の幅を広げ、⽇本の⽂化芸術の振興への貢献を⽬指している。一方テクノロジーと伝統⼯芸の技法を融合した作品や巨⼤なインスタレーションの制作など、⾰新的な活動で知られる四代⽥辺⽵雲斎は、「B-OWND」のサービス開始当初より参画し、丹⻘社本社内でのインスタレーション展⽰や、同社の空間演出を専⾨に⼿がけるCMI(クロスメディアイノベーション)センターとともに展⽰を活かしたデジタルコンテンツの制作などを進めてきた。今後、丹⻘社は四代⽥辺⽵雲斎とともに、これからの⼯芸と空間づくりによる新たな取り組みの推進を⾒据え、新たな空間体験を具現化するための実証実験・開発を進める。
これまでの取り組み
- 2019年9⽉:丹⻘社本社クリエイティブミーツにて開催されたイベント 「四代⽥辺⽵雲斎×B-OWND ⽵によるインスタレーション−Gather−」は、レセプションエリアの特性を活かした作品展⽰により、オフィス空間における新たなアートの可能性を提⽰した。
- 2020年7⽉:丹⻘社のCMIセンターが中⼼となり、NTTドコモとともに2019年のインスタレーションの撮影データを⽤いて三次元デジタルアーカイブ化。展⽰空間を鑑賞できるMRを制作。空間全体を作品とするインスタレーションは、映像や写真の記録だけは追体験が困難だが、テクノロジーと組み合わせることで⾼精度に展⽰再現が実現し、臨場感ある新たな⽂化体験モデルを提案した。
四代⽥辺⽵雲斎プロフィール
1973年⼤阪府堺市に三代⽥辺⽵雲斎の次男として⽣まれる。東京藝術⼤学 美術学部彫刻科卒業後、⽗三代⽵雲斎に師事。代々の伝統技術を受け継ぎながら、⽵の⼤型インスタレーションを海外の美術館などで展開する。