横浜都心部の歩行者空間や広場、駅構内などパブリックな空間に展開
BankART1929は、みなとみらい21のキング軸やグランモール軸の他、横浜都心部各地の歩行者空間や広場、駅構内などのパブリックな空間に出張するパブリック・アートテーブルを2023年7月10日を締め切りとして募集する。審査会で採択プラン2点を決定し、採用されたテーブルは10月から11月中旬までに、キング軸をはじめ、みなとみらい21地区に出現。また、みなとみらい21以外でもポートサイド地区や関内地区にも出張や、横浜トリエンナーレ期間中での展開も検討している。
パブリック・アートテーブル募集概要
応募方法
応募フォームにて基本情報、プレゼンテーションボード 作家名[チーム名]、作品タイトル、コンセプト文、キング軸での使われ方、写真またはスケッチが含まれたものをA1サイズで印刷可能なデータで提出。
送付期限
2023年7月10日 23:59まで
条件
- 採択決定後、10月頭までにアートテーブルを用意できること
- テーブルの数は1チーム、1〜5台まで。椅子を含めた提案も可
- 強度:公共空間で耐えられる強度であること[積載、雨、風対策]
- 移動:最低でも4人いれば移動できる重量、大きさであること
- BankART Station内に仮置きができるようなものであること
- 既にあるものでも、新規に作成するもの、どちらでも可
アートテーブル実施予定期間
- 2023年10月から11月中旬まで:キング軸を中心とした展開
- 2024年3月15日から6月9日まで:横浜トリエンナーレ関連事業としての展開
- その他、みなとみらい21エリア、周辺エリアでのイベント等と連携した展開(詳細は別途相談)
謝礼
採択者にはテーブルリース費用として1チームあたり40万円を支払う(2チーム採択予定)。また、東京・神奈川地域からのテーブルの搬出入は、BankARTが行い、その他の地域の場合は別途協議する。
審査員
- 襟川文恵(横浜美術館経営管理グループソーシャルリレーションズ担当リーダー)
- 塚本由晴(建築家 / アトリエ・ワン共同主宰)
- 寒川紗代子(資生堂クリエイティブアートディレクター)
パブリック・アートテーブルの流れ
- アーティストやクリエーターによるアートテーブル制作
- パブリック・アートテーブルを横浜都心部のパブリックスペースに展開
- 企業や住民、公共などの様々なイベントと連携
- 椅子は基本的に持参か、そのエリアごとにある椅子テーブルを活用する
- 周辺店舗からのケータリングや屋台販売などから、飲食物を調達可能にする
BankART1929
2022年度、みなとみらい21のキング軸周辺の多くの企業や住民、学校や店舗の協力を得て、キング軸・アートテーブルを展開。みなとみらい21の中でも現在進行形の開発地区であるキング軸という歩行者空間で、ちょっと変わったアートテーブルを配するというシンプルな行為から、多様な人々との交流が始まり、新しい人間関係が確実に生まれ始める。2023年度は、みなとみらい21のキング軸だけでなく、グランモールでの展開や、周辺の関内地区や、ポートサイド地区にも出張。横浜の都心部には、民間の建物の敷地の中にある公開空地といわれる歩行者空間や広場、公共の公園や道路、鉄道の駅構内など、誰でも立ち入れて憩うことができる空間が多数存在し、このような空間の価値を再認識して都市の中に「パブリック・アートテーブル」という装置を挿入することによって、人と人とを繋げる場として、楽しみ、豊かさを感じ、更にはこのテーブルを起点に文化や経済などの新しい都市活動が生み出されることを期待する。