最大1ヶ月の宿泊招待に加えて、制作費、展示プログラムを支援

アートホテルBnA Alter Museumでは、FabCafe Kyotoと共同で第3回目となるアーティスト・イン・レジデンス公募を2023年4月1日から4月30日まで実施する。BnA Alter Museumは真鍋大度やBOREDOMSのEYE等16組の気鋭のアーティストが手掛けた31部屋のアートルームに宿泊することができるアートホテル。宿泊費の一部がアーティストに還元されるレベニューシェアの形式を取っている。

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[写真]藤倉麻子  岩群と柱の形をとった杉群 / 撮影:岡はるか

「アーティスト・イン・レジデンス」公募内容

スケジュール
  • 募集期間:2023年4月1日から4月30日まで
  • 結果発表:2023年5月16日
  • 滞在可能期間:2023年6月1日から8月31日までのうち最大1ヶ月間、滞在期間は参加者と協議の上決定
滞在場所

BnA Alter Museum (京都市下京区天満町267-1)

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BnA Alter Museum, photo Tomooki Kengaku

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BnA Alter Museum - ART ROOMS

応募

応募フォームより。また、第1回第2回公募及び各回の採択アーティストについては以下を参照。

応募条件

対象者
  • 日本国内にて創造活動を行う個人もしくはグループ
  • 活動のジャンル不問
  • 20歳未満、学部生は対象外
採択組数

SCG展示枠 / 5組

支援内容
  • BnA Alter Museum宿泊の無償提供(宿泊は1組 / 1室あたり最大2名まで)
  • 制作費(10万円)
  • 一部交通費補助(遠方からの往来のみ対象。予算に限りがあるため応相談。)
  • 滞在中の当館アートディレクター及びFabCafe Kyotoディレクターによるサポート
  • FabCafe Kyotoのデジタル工作機械セルフ利用無償
  • FabCafe Kyotoの2F 和室スペース利用無償
  • FabCafe Kyoto カフェメニュー割引
滞在時
  • 制作やリサーチを含む滞在中の様子を取材、記事にしBnA Alter Museumにおけるアーティスト滞在例として一般に公開を予定
  • 本事業を今後より良く継続を行うための振り返りの資料として、滞在中にどのような活動を行ったか、どのように考えて制作を行なったかなどの簡単な日誌をつける
​成果物

滞在制作により制作された作品の所有権及び著作権は、制作したアーティスト本人に帰属

SCG

SCG(stairscase gallery)はアートルームと同様に、施設としてBnAの思想を表現するためのもう一つのメインプロジェクト。施設においては常設展であるアートルームに対してSCGは企画展という位置付けにあり、宿泊ゲストだけでなく全ての人々に開かれている。計30メートルの縦型ギャラリースペースで、施設内階段を上りながら縦に広い五つの空間を鑑賞するという世界にも類を見ない展示空間となっている。

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小林椋「スソスソからのムーマム」SCG 撮影:高嶋清俊

FabCafe Kyoto

FabCafeは世界12拠点に広がる、クリエイティブコミュニティ。人が集うカフェに、3Dプリンターやレーザーカッター等のデジタルものづくりマシンを設置。“デジタル”と“リアル”の壁を自由に横断し、未来のイノベーションを生み出す。地域のクリエイターやアーティスト、企業とともに食、アート、バイオ、AIから教育までものづくりの枠を超えたラボ活動も行う。FabCafe Kyotoは築120年の建物をリノベーションしてうまれた空間を拠点に、ユニークな才能やテクノロジーが集まり交差する場をつくることをミッションとして、2015年末のオープンから活動を開始。クリエイター、職人、メーカー、研究者など、業界の垣根を超えた数々の出会いやコラボレーションの起点がここで生まれてきた。

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FabCafe Kyoto

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FabCafe Kyoto

BnA Alter Museum

BnA Alter Museumは気鋭のアーティストが制作する泊まれる空間型アート作品31部屋に加え、計31メートルの縦型ギャラリースペースやミュージアムショップ、バー & ラウンジ等が併設される新しい形のアートスペース。また、パブリックスペースを展示やイベントに開放するなど、国境を超えたアーティスト、アートファンのコミュニ ティーが集う場となることを目指す。