国立工芸館所有の茶道具を使用した茶会など、16の特別プログラムもあわせて開催
国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2023」が2023年12月1日(金)から12月3日(日)まで開催する。第7回目の開催となる今年は、過去最大数となる国内外40ギャラリーからアーティスト約200名の出展が決定。さらに、今年初開催となる国立工芸館所有の茶道具を使用したプレミアム茶会、アーティストの工房訪問、そして「KOGEIのいま」に触れるトークイベントなど、16の特別プログラムを開催する。アートと工芸のジャンルを超えて新たな表現を求めるアーティストが増えるなか、世界的にもますます注目を集める「KOGEI」。暮らしにアートと工芸が息づくまち金沢から、「いま手に入れるべき工芸」と、その新たな楽しみ方を提案する。
出展アーティスト
初出展の14ギャラリーを含む、国内外40ギャラリー(日本32、台湾7、韓国1)から、アーティスト209名が出品。
TALKS
様々なゲストを招き、「KOGEIのいま」に触れる4つのトークイベントを開催する。入場は無料で、予約優先となる。
- 「国立工芸館とこれからの工芸 -12人の工芸・美術作家による新作制作プロジェクトから」共催:国立工芸館
- 「工芸のある生活 -コレクションの楽しみ方」
- 「Under 30の新たな潮流 -Supported by 三菱UFJフィナンシャル・グループ」
- 「これからのアートフェア」
Special Event
茶道再考—国立工芸館所有の茶道具を使用した3つのプレミアム茶会
金沢は茶の湯や禅、能楽などの伝統文化が日常に根付いている。武家文化に由来する伝統を大切にしながらも、新しい文化やアートを創造していく。今回は、近現代の工芸・デザインを専門とする唯一の国立美術館である国立工芸館が、これからの工芸界を担う12人の現役作家とともに制作した器や茶道具を用いた3つの茶会を開催する。
伝統と現代の工芸に出会う 金沢の茶の湯の世界
安藤忠雄の建築空間と西田哲学が融合する現代茶会
金沢の老舗漆器店の主人が司るオーセンティック茶会
アーティストの工房訪問 KOGEI Art Fair Kanazawa 2023 特別プログラム
昔から工芸品の制作が盛んな金沢および近郊には、アーティストの工房が点在していることも特徴のひとつ。最前線で活躍する2名のアーティストの工房を訪ねて、作品の生まれてくる背景や、自身のアートや工芸に関する思いを直接うかがえる、特別プログラムを設ける。
- 陶芸家 牟田陽日の超絶技巧の世界を訪ねる
- 陶芸家 中村卓夫の伝統とモダンの世界を訪ねる
KOGEI Art Fair Kanazawa
「KOGEI Art Fair Kanazawa」は、2017年から石川県金沢市で実施されている国内唯一の工芸に特化したアートフェア。新進気鋭の若手作家の作品から世界で活躍する作家の作品まで、国内外のギャラリーが一堂に集結。「KOGEI」の魅力を、茶の湯や禅、能楽など、様々な伝統文化が日常に根付く金沢のまちなかより発信してきた。本アートフェアでは、より暮らしに近い空間の中で芸術性、創造性の高い作品をじっくり手に取れるよう、ホテルの客室を使った展示方法を採用している。
KOGEI Art Fair Kanazawa 2023 開催概要
日時 | 2023年12月1日(金)から12月3日(日)まで |
会場 | ハイアットセントリック金沢2階、5階、6階 |
入場 | 2,000円(2日間通し券) |
販売 | https://bit.ly/473G2ed |