「NATURE’S TREASURES:地球の天然資源を讃える」

ADF(NPO青山デザインフォーラム)は、アート展「ADF Art Gallery Project」の26回目として、建築家・伊藤翔による「NATURE’S TREASURES」展を2023年12月18日(月)から12月20日(水)まで開催いたします。展示会では、建築と設計におけるサステナビリティ、レジリエンス(回復力)、エネルギー消費に関する伊藤の研究プロジェクトが展示されます。入場料は無料ですので、お近くにお越しの際は、お立ち寄りください。adf-web-magazine-adf-art-gallery-project-vol26-1.jpg

「NATURE’S TREASURES:地球の天然資源を讃える」は、建築と設計におけるサステナビリティ、レジリエンス(回復力)、エネルギー消費に関する伊藤の研究プロジェクトです。彼は地球規模での天然資源の採掘と商品化に関連する空間的および建築的意味を分析し、問題提起をしています。そして、建築の設計・デザインが世界の未来を形作る上で果たす役割を追求します。adf-web-magazacine-adf-art-gallery-project-vol26-3

この展示を通じて、人々が住む地球の希少な資源をどのように利用するべきか、ということを深く考える機会を得ることができるかもしれません。人類は21世紀の最も重要なこの国際的な課題について考え、積極的に関与する必要があります。この展示会は、イギリス・オーストラリア・台湾・韓国・中国の世界各地で行われる講演および展示会ツアーの第一弾となります。

伊藤翔

ロンドンを拠点とする建築家、作家、研究者、教育者。Studio ITO(Interdisciplinary Thought Operations)代表。Studio ITOは、カンボジアの大規模住宅開発、ロンドンのカフェの改装から東京の住宅までを手掛ける設計・研究スタジオ。AAスクール(Architectural Association School of Architecture)をノーマン・フォスター・アワードを受賞して卒業。AAスクールでは、著名な建築家ザハ・ハディド(Zaha Hadid)、リチャード・ロジャース(Richard Rogers)、レム・コールハース(Rem Koolhaas)などの多くの建築家が卒業し、教鞭を執った。学術業界と建築業界の両方で豊富な経験と知識を持っており、これまでにスターリング・アワードを受賞したRogers Stirk Harbour+Partner、Hopkins Architect、dRMM、AHMM (Allford Hall Monaghan Morris)で勤務。現在はAAスクールで建築学士号と修士号の両方を教えている。また、これまでにケンブリッジ大学、ウェストミンスター大学、ノッティンガム・トレント大学で講義を行い、ゲスト批評として招待され、世界中の教育機関でワークショップやセミナーを開催、さまざまな媒体で幅広く作品を発表している。

AAスクール

実験的かつ革新的な教育を行うことで知られる伝統的な私立建築機関であり、最近では気候変動の緊急性と建築が生み出す二酸化炭素排出量に関する議論をリードしていることで知られている。同校は、世界で初めて自らの二酸化炭素排出量を定量化し、エネルギー・空間・材料を効率に使用するための戦略的な解決策を検討・実行している。この活動は、学生と学校関係者のメンタリティに直接影響を与え、環境への理解を深めている。本活動の一環として、AAスクールは人々の住まいが環境に与える影響についての意識を高めるために、学内だけではなく国際的に展示会、シンポジウム、講演を企画する役割を積極的に担っている。

「NATURE’S TREASURES」展開催概要

会期2023年12月18日(月)から12月20日(水)まで
時間10:00 ~ 18:00 (*初日は13:00~)
会場GARDE Gallery (東京都港区南青山5-2-1 ALLIANCEビル4F)
入場無料
Studio ITOwww.s-ito.co.uk